センニチコウは、熱帯アメリカを原産地とするヒユ科の一年草です。
主に、全草をハーブとして利用します。
センニチコウの特徴
センニチコウは、葉や茎に細い毛をもち、細い茎はいくつも枝分かれして立ち上がり、葉はやわらかく対生で細長く、茎の先に球状の花を咲かせます。
品種によって大きさが違っており、花壇用の品種は高さ20~40㎝、切り花用の品種は高さ50~60㎝ほどです。
仏花やドライフラワーに人気の花で、紅色、白色、紫色、朱色、橙色、ピンクなど多くの花色を持ち、アメリカ合衆国南部から、南米、アジア、アフリカ、オーストラリアなどで栽培されており、現在、センチニコウには、100種類近くの近隣種が存在しています。
漢字で『千日紅』と書くのは、その名の表す通り、花が傷みにくく切り花が長持ちするためです。
センニチコウの効果と薬効
センニチコウには、鎮痛、咳止め、殺菌などの効果があります。
センニチコウの使い方
日持ちのする花は、ドライフラワーやポプリにするとより長く楽しめます。
センニチコウの若い芽や若葉を、インドネシア、ベトナム、インドでは食べる習慣があり、
西アフリカで、宗教儀式用の祭花に使われているほか、中国では古くから咳止め薬として利用されています。
センニチコウの育て方
育てやすさ ★★★★☆☆
種まき 4月上旬~5月下旬
開花 7月上旬~10月上旬
収穫 7月上旬~9月下旬
・日当たりが良く、水はけの良い場所を好む
・高温乾燥に強い。
・過湿で蒸れるとうどんこ病になるので、風通しの良い場所にうえる。
・水やりは控え、やや乾燥気味に育てること。
センニチコウのレシピ(利用方法)
【センニチコウのドライフラワー】
【材料】
センニチコウ 適量
ひも 適量
【作り方】
1.センニチコウの花を摘み、根元の葉をとりのぞき、ある程度の量を束にしてひもで縛る。
2.風通しの良い日陰に吊るして乾燥させる。2~4週間程度で完成。
日光にあてると変色しやすくなるので、必ず日陰で乾燥させてください。
梅雨時期に作るときは、ドライモードのエアコンふきだし口に吊るすと早く乾燥できます。
日本では、仏花としての人気がとても高く、お盆時期に良く見かけますよね。
センニチコウはとても長持ちですから、仏壇や墓用に最適であり、見栄えも良いので私も良く購入します。
先日、センニチコウを栽培されている庭園に行ったのですが、花は開花中からすでにドライフラワー状態なのだそうです。
もともとの水分含有量が少ない花ということらしく、水をあげすぎると逆に早く弱ってしまうのだとか。
また、花言葉も『色あせぬ愛』『不朽』『永遠の愛』と、枯れない花にちなんだものが多いです。
ポプリにしても可愛らしい花ですし、みなさんもぜひ、センニチコウのドライフラワーを作ってみてくださいね。