デュカは、エジプト発祥の日本でいうところの『ふりかけ』のようなスパイスです。
デュカの特徴
デュカの歴史は古く、数世紀以上前にエジプトを中心として中東地域で生まれたミックススパイスです。
いくつかのバージョン違いはありますが、基本はヘーゼルナッツやコリアンダーシード、クミンなどの香ばしく香りの良いスパイスが原料となっています。
現在では、発祥の地である中東以外でも、ニューヨークやカナダ、オーストラリアなどで人気があり、オリーブオイルに浸したパンに、デュカを振りかけて食べる方法が定番で、独特の香ばしさを生かし、肉や魚、サラダのトッピングとしても大変人気です。
デュカの作り方
【材料】
ナッツ類 50g(ヘーゼルナッツ、アーモンド、カシューナッツ、くるみなど単体でも混合でも可)
煎りゴマ 50g(普通の白ゴマの場合は、ナッツ類と一緒に炒る)
コリアンダーシード 20g
クミンシード 20g
ブラックペッパー 10g
塩 適量
【作り方】
1.ナッツ類は荒く砕きし、フライパンで乾煎りする。(生ゴマならここで一緒に炒る)
2.クミンシードとコリアンダーシードをフライパンで乾煎りし、フードプロセッサーにかける。
(フードプロセッサーがなければ、すり鉢などで細かくしておく)
3.すべての材料を加えて最後は塩で味を調えて完成。好みにもよるが目安は小さじ半分程度。
ナッツ類は、いろいろな種類を混ぜ込んだほうが複雑な味になって美味しいです。
デュカのレシピ
【デュカチキン】
【材料】
鶏むね肉 1枚
酒 大さじ1
小麦粉 適量
たまご 1個
デュカ 適量
【作り方】
1.鶏むね肉を適当な大きさにそぎ切りし、酒をふって10分ほどおく。
2.お酒が馴染んだら1の鶏肉に小麦粉をまぶし、溶き卵に1をくぐらせたあと、デュカを裏表に満遍なくまぶし、
サラダ油(分量外)を敷いたフライパンで両面を焼いたら完成。
※塩加減控えめのデュカをお使いの場合は、鶏肉に軽く塩をしておいてください。
デュカは、焼くと香ばしさの増すスパイスが多いため、チキンなどの衣にするとその魅力を十二分に堪能できます。
主張の強い魚にはあいませんが、たんぱくな白身魚の衣にはもってこいのスパイスです。
実は、管理人がこのデュカというミックススパイスの存在を知ったのは最近のことで、勉強のために購入したスパイス辞典に掲載されていました。
長くスパイスを使っていると、なんとなくですが材料の配合でどんな感じになるか想像できるんですよね。
このデュカは、材料見た瞬間に、間違いなく美味しい配合だ!と感じました。
管理人の好きなゴマ、クミン、コリアンダー、そしてナッツ!豪華にもほどがある!
幸運にも、特に珍しいスパイスが必要なわけでもなかったので、家に常備してあるアーモンドを使ってその日のうちに作り、オイルと一緒にパンに塗って食べました。
実際に食べてみたら、やっぱり想像通り美味しくて最高に香ばしいスパイスでしたね。
今では、七味唐辛子と一緒に、我が家のテーブルスパイスとなっています。
日本人の口にも、合いやすいマイルドなスパイスなので、ぜひみなさんも作ってみてくださいね。