アサフェティダ<Asafoetida>

投稿日:2017年4月17日 更新日: 2018年07月09日

アサフェティダは、北アメリカおよび南西アジア原産のセリ科植物です。
高さ3~4メートルにまで成長し、この根茎からミルク状の樹脂を搾り取って、乾燥させたものをブロック状に固めてから使います。

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アサフェティダの特徴

アサフェティダは、原産地で『悪魔の糞』という異名を持つ独特の香りのスパイスです。
ニンニクやドリアン、腐りかけた玉ねぎのような強烈な臭気を発します。

これは、アサフェティダが複数の硫黄化合物を含有しているためです。
そのままでは、苦みと辛味が強く、悪臭のせいで食べることはできませんが、油でアサフェティダを炒めると匂いと苦みが消え、玉ねぎのような香ばしい匂いに変化します。

アサフェティダの効果や薬効

アサフェティダは、インドの伝統医学アーユルヴェーダで、古くからヒステリーの改善や神経衰弱の薬として処方されてきました。
このほかにも、抗炎症効果や整腸効果が期待できるため、普段から食事の中に取り入れられています。

アサフェティダの使い方・代表的な料理

日本では馴染みが薄いアサフェティダですが、南インドでは定番のスパイスです。
野菜料理や豆料理、スープやピクルス、肉や魚の香りづけなど様々なシーンで活躍します。
まだ、ウスターソースの原料としても有名なスパイスです。

アサフェティダを使った代表的な料理には、キマメという穀物と混合スパイスを煮込んだサンバールがあります。
南インドでは定番の色鮮やかで香り豊かなスープです。

アサフェティダを使ったレシピ
【アサフェティダ香るじゃがいものサブジ】

【材料】
じゃがいも     中4個
タマネギ      1個
トマト       1個
にんにく      1かけ
しょうが      1かけ
クミンシード   小さじ1
マスタードシード 小さじ1
ターメリック   小さじ半分
コリアンダー   小さじ1
☆アサフェティダ  小さじ半分
ガラムマサラ    小さじ半分
塩         適量
コショウ      適量
【作り方】
1.じゃがいもは一口大に切ってゆでておく、または、ラップをしてレンジ500W2分ほど加熱しておく。

2.たまねぎ、しょうが、にんにくをみじん切りにする。トマトは1㎝ほどのサイコロ切りにする。

3.フライパンにサラダ油(分量外)を熱し、★のスパイスを入れて香りを移す。

4.3に軽く熱を入れたら、にんにく、しょうが、たまねぎを加えて炒める。

5.玉ねぎが茶色になったら、トマトと☆のスパイスを加えて更に2~3分炒める。

6.トマトが馴染んだら、1のジャガイモを加えて軽く炒め合わせる。

7.ガラムマサラと塩コショウで味をととのえて完成!

アサフェティダは香りがとても強いので、小さじ半分でもかなりの存在感を放ちます。
加えるときは匂いがきつくて心配でしょうが、熱が入ると多少緩和されるので大丈夫です。

サブジに辛味を出したい場合は、ガラムマサラを増やすか、チリペッパーを足しましょう。

このレシピは万人向けする混合スパイス版ですが、アサフェティダの香りが好きなら、
クミンシードとアサフェティダだけのシンプル配合もおすすめです。







-あ行

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