ターメリック<Turmeric>

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ターメリックは、インドおよび熱帯アジアを原産とするショウガ科の多年草です。
ショウガに似た根を乾燥させて粉状にしたものをスパイスとして使用します。

Rasalhanut ターメリック ホール 50g入

 

ターメリックの特徴

ターメリックは、着色性のある黄色が最大の特徴です。
柑橘系とジンジャーがまじりあったような爽やかさな香りと共にわずかに土の香りがします。

原産地のインドでは、紀元前10世紀のソロモン王の時代から栽培されていました。
その後、メソポタミアからパレスチナ方面へと伝来し、黄色の着色スパイスとして記録が残っています。

マルコ・ポーロが、当時高価であったサフランの代用品として使えると書き残した通り、
現在でもサフランと並び、色付け用スパイスとして人気です。

日本では、ウコン(鬱金)として知られており、その漢字の意味は『鮮やかな黄色』を示しています。

ターメリックの効果と薬効

ターメリックの黄色の色素成分であるクルクミンには、肝臓の解毒機能を強化する役割があり、胆汁の分泌を助けて、肝機能障害を防ぎ、コレステロール値を下げる効果があるため、二日酔い防止用のドリンクや滋養強壮剤として使用されています。

また、強い抗酸化作用をもち、アンチエイジングや美肌に良いとされ、日焼け防止剤や化粧品として使われている地域もあるほどです。

ターメリックの育て方

育てやすさ ★★☆☆☆☆
種まき   4月上旬~5月下旬
開花    9月上旬~11月下旬
収穫    10月上旬~11月下旬

・寒さに弱いので冬に根茎を植えたまま放置しないこと。
・湿った土壌を好むので、土の表面が乾かないように水やりをしっかりする。

ターメリックの使い方・代表的な料理

カレーの鮮やかな黄色はターメリックの色であり、カレー粉の主原料として使われています。
ご飯やピラフの色付けに使われるほか、日本のたくあんの黄色もターメリックの色です。

インドの伝統医学アーユルヴェーダやヒンドゥー教においては、ターメリックには悪いものを退ける魔除けの役割があると信じられており、
様々な儀式用の衣服やお守りをターメリックで染め上げて着用します。

また、インドではターメリックの美容パックが、美白や吹き出物の緩和、アンチエイジングに良いと人気です。

ターメリックを使ったおすすめレシピ
【ターメリックティー】

【材料】
牛乳または豆乳 100~150㏄
水       100㏄

★ターメリック  小さじ1
★シナモン    小さじ2分の1
★カルダモン   小さじ4分の1
★ジンジャー   小さじ4分の1

お好みで 砂糖やはちみつ

【作り方】
1.鍋に水と★の調味料を入れて温める。

2.沸騰したら火を止め、牛乳を入れたら弱火にしかき混ぜながら沸騰しない程度に温める。

3.火を止めて1~2分蒸らしたら出来上がり!飲む直前にもう一度しっかりかき混ぜましょう。

美容に良いスパイスを合わせた美容ドリンクです。
牛乳を使わずお湯だけで作ると二日酔い対策のドリンクにもなります。

そのままでも大丈夫ですが、甘くすると飲みやすいです。管理人は、はちみつを少し加えて飲んでいます。







-た行

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