ニオイバンマツリは、ブラジル、西インド諸島を原産地とするナス科の常緑低木です。
主に、根の部分をハーブとして利用します。
ニオイバンマツリの特徴
暖地では、細い枝を枝分かれしながら高さ2~3mに成長し、短い葉柄のある長い楕円状で披針形の葉は互生します。
花は咲き始めは紫色ですが、成長すると白色に変化する性質があり、爽やかな芳香を放ちます。
花の盛りの時期になると、株全体を花が覆うほどに花が咲き誇るため、園芸品種としての人気も高いです。
ニオイバンマツリという名の由来は、海外から輸入されてきたジャスミンという意味からきていますが、同じ芳香系の植物でも、ジャスミンとは全く異なる種類の植物です。
近縁種に、『アメリカバンマツリ』『オオバンマツリ』などがあり、一部の地域では別名の『バンソケイ』と呼ばれることもあります。
霜がおりない温暖な地域では戸外での飼育も可能ですが、寒さに弱いため、主に鉢植えが出回っています。
ニオイバンマツリの効果と薬効
ニオイバンマツリには、リウマチや梅毒に効果があるとされています。(薬理効果は不明)
ニオイバンマツリの使い方
主に、観賞用として栽培されるほか、リウマチの民間薬として根を煎じたものを利用しています。
ニオイバンマツリの育て方(利用方法)
育てやすさ ★★☆☆☆☆
種まき 1月
開花 11月上旬~2月下旬
収穫 2月上旬~3月上旬
・温暖な地域では露地栽培可能だが、日光に弱いので半日陰の場所を選ぶ
・花後は、低温の場所に置き、水やりを控えて休眠させると良い
・新芽が出はじめたら剪定して樹木を整える
ニオイバンマツリのレシピ(利用方法)
残念ながら、管理人の知っているレシピ・利用方法がありません。すみません。
昔は民間療法で根を使っていたそうなのですが、少量ながら毒性があることがわかり、現在は主に観賞用に栽培されているようです。
管理人の住んでいる地域は温暖なところなので、庭先に植えられているニオイバンマツリの花を良く見かけます。
冬の盛りの時期になると、紫色と白色、その中間色が入り乱れて咲き、まるで違う花が混ざっているかのように見えます。
とにかく花の咲く数が多く、見ごたえがあり、とても良い香りがするので、ついつい立ち止まってしまうことも。
インターネットの芳香植物の情報掲示板でも、鉢植え栽培されている人の開花報告が多い花でもあります。
花の色が移り変わっていく様子をみなさん楽しんでいらっしゃるようです。
管理人も、機会があれば育ててみたい植物のひとつです。広い庭があればなぁ。
ガーデニング好きな方なら、ぜひ気に入ると思うので、興味があればニオイバンマツリの栽培に挑戦してみてくださいね。