ナンテン<heavenly bamboo>

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ナンテンは、中国からインドまでの東アジアに分布するメギ科の常緑低木です。
主に、葉や果実をハーブとして利用します。

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ナンテンの特徴

竹のように茎が根元から何本も出て、高さ2~3mほどに成長し、葉は艶やかな革質の深緑で小葉は広披針形に尖っており、秋には美しく紅葉し、茎の頂に、6弁の白い花を円錐花序に咲かせ、秋には球状の赤い実をつけますが、品種によっては、果実の色が、白色、淡紫色、紅紫色になるものがあります。

和名の『南天(ナンテン)』は、漢名の『難点燭』を略したものです。
ナンテンの花は、仲夏の季語であり、南天の実は三冬の季語となっています。

日本では、古い時代に渡来した栽培種が西日本以西で多く野生化しており、園芸種としても人気で、庭木や玄関前、トイレ横などに植えられていることが多いです。

玄関前に植えるのは、江戸時代に『火災除け』として珍重されていた名残りであり、トイレの前に植えるのも『南天手水』と言って、手を清める意味合いがあります。

また、南天はの読みが『難転(難を転じる)』とも読めることから、縁起の良い木であるとされ、福寿草と一緒になれば『災い転じて福をなす』と、縁起かつぎの際に好んで用いられています。

ナンテンの効果と薬効

ナンテンには、解毒、消炎、防腐作用、咳止め、殺菌などの効果があります。

ナンテンの使い方

葉を赤飯の上にのせて防腐効果をもたせたり、果実を咳止めやうがい薬として利用します。
葉は南天葉(なんてんよう)という生薬で、赤い缶に入った南天のど飴などの商品が有名です。

ナンテンの育て方

育てやすさ ★★★★☆☆
種まき   3月上旬~4月下旬
開花    6月
収穫    6月上旬~10月下旬

・日当たりの良い場所から半日陰まで良く育つ
・肥料は、リン酸やカリ分を多くすると良い
・茎が伸びすぎるようなら、切り戻しをして枝を更新する

ナンテンのレシピ(利用方法)
【ナンテンの乾燥葉作り(うがい薬や殺菌用)】

【材料】
ナンテンの葉   適量

【作り方】
1.ナンテンの葉を摘み取り軽く洗い、日陰で1か月ほど乾燥させたら完成。

(うがい薬や殺菌水の作り方)
ナンテンの乾燥葉10gあたり水500mlの割合で、20分ほど煮だす。
3~5倍に薄めてから、うがい薬や殺菌に使う。

簡単にできるナンテンの乾燥葉です。管理人の実家の玄関横にも植えてありました。
変なところに生えてるなあと思っていましたが、あれは、今思うと火災除けの名残りだったのですね。

昔から、なじみ深いハーブで、この乾燥葉も何度かお世話になりました。
ちびまるこちゃんの作者のさくらももこさんが、幼少時代に緑茶で水虫を治したという逸話がありますが、管理人は、このナンテンの殺菌水で小学生時代に水虫の治療をしていましたよ。

どちらも、殺菌効果のあるタンニンが含まれているから、水虫に効くのでしょうね。
ちなみに洗面器にナンテンの煎じ汁を希釈したものをはり、10分ほど足をつけておくだけです。

ただし、人によっては肌に合わないようなので、パッチテストをしてからが良いと思います。
(希釈液を腕の裏側など目立たないところに塗り、24~48時間ほど様子をみる)

そういえば、管理人は南天のど飴を冬場に良く舐めているのですが、2017年から南天に含まれる成分の『ヒゲナミン』がドーピング薬品扱いになりましたよね。
龍角散は大丈夫なんですが、同じく有名な浅田飴も『エフェドリン』が引っかかるそうです。

もちろん管理人はアスリートではないのですが、のど飴にも気をつけなきゃいけないなんて運動選手は大変ですね。

それから、一部地方では、酒席に最後まで居座る人たちを『ナンテン組』と言いますが、これは、ナンテンの実が落ちにくいことからそう揶揄されているそうですよ。







-な行

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