ソロモンシールは、ヨーロッパ全域を原産地とするユリ科の多年草です。
全草をハーブとして利用します。
ソロモンシール(アマドコロ)の特徴
ソロモンシールは、ゆるいアーチ状に曲がる茎に、細長い楕円形の葉がゆるく波打ちながら互生し、各葉から下向きに伸びた花茎に、細長い釣り鐘状の白い花を数個ずつぶら下げて咲きます。
英名のソロモンシールには、ソロモン王の印章という意味がありますが、これは、ふくらみのある根茎の断面がソロモン王の印章に似ていたからと言われています。
ソロモンシールは、アマドコロ属の総称ですが、現在50種類以上存在しており、主にハーブとして利用されているのは、和名のナルコユリやアマドコロという品種です。
ソロモンシールの和名である『アマドコロ』は、オニドコロというヤマイモの一種に似ているが、それよりも甘いということで、アマドコロと命名されたという記録があります。
また最近では、韓国のソロモンシールを原料とした健康茶『ドングレ茶(トングレ茶)』が注目されています。
ソロモンシール(アマドコロ)の効果と薬効
ソロモンシールには、血行不良、滋養強壮、整腸作用、肥満予防、アンチエイジング、美白、抗酸化作用、代謝向上、消炎効果などがあります。
ソロモンシール(アマドコロ)の使い方
ソロモンシール(アマドコロ)の若葉を山菜として食用にしたり、ハーブティーとして飲用するほか、根茎を湿布薬に使ったり、煎じたものを収れんやシミ取り化粧水として利用します。
ソロモンシール(アマドコロ)の育て方
育てやすさ ★★★☆☆☆
種まき 9月上旬~10月下旬
開花 5月上旬~6月上旬
収穫 5月上旬~6月下旬
・樹木の下や明るめの日陰に植える。
・腐植質の土で水はけの良い場所を好む。直射日光に弱い
・根茎が横広がりして増えるため、数年に一度の植え替えが必要
ソロモンシール(アマドコロ)のレシピ(利用方法)
【美容に良いソロモンシール(アマドコロ)ブレンドティー】
【材料】
ソロモンシール(アマドコロ)乾燥葉 5~10g
ルイボス乾燥葉 5~10g
水 1L
※乾燥葉の合計が15g前後が標準の濃さになります
【作り方】
1.鍋に水1L、ソロモンシール(アマドコロ)とルイボスの乾燥葉を入れて20分煮だす。
2.粗熱をとったら茶葉を漉して完成。
美容に良いルイボスとソロモンシール(アマドコロ)のブレンドハーブティーです。
香りの相性が良いので、ソロモンシール(アマドコロ)のシングルよりは飲みやすいかと思います。
少し濃い目にできるので、ごくごく飲みたいなら水の量を増やしてみてくださいね。
誰だか忘れましたが、韓国の有名な女優さんが毎日『ドングレ茶(トングレ茶)』飲んでいると話題になりました。
その影響でソロモンシール(アマドコロ)は知らなくても、ドングレ茶という名前なら聞いたことある人と言う人が多いかもしれませんね。
ちなみに、ソロモンシール(アマドコロ)単体では、ほろ苦くてわずかな甘みがあり、クセのあるほうじ茶といった感じです。
美容だけでなくダイエットにも良いので、興味のある方はぜひお試しくださいね。