ロシアの飲み物と言えば、ジャムを入れて飲むロシアンティーが有名ですが、コーヒーにも、ロシアンコーヒーと呼ばれるロシア独特の飲み物があります。
最近では、ロシア料理の専門店や日本のカフェでもちらほら見かけるようになりました。
そういうお店では、コーヒーにココアやチョコレート、ミルクと砂糖を混ぜて、その上にホイップクリームをたっぷりと乗せた飲み物が出てくるんですが、それだと『カフェモカ』とほぼ同じドリンクになってしまいますよね。
実は、これは日本人向けにアレンジされたレシピなので、現地のレシピではありません。
ロシアで飲まれる本物のロシアンコーヒーには、上記のレシピに卵黄とウォッカを混ぜて作ります。
子供向けに作るときは、ウォッカを除いて作るときもありますが、卵黄は必須なんです。
ミルクセーキのホットコーヒー版と考えれば、わかりやすいのではないでしょうか?
ここでは、本場で飲まれている正統派ロシアンコーヒーのレシピをご紹介します。
ロシアンコーヒーの作り方
【材料】
濃い目のコーヒー 80ml
牛乳 50ml
ウォッカ 大さじ1(子供向けの場合は牛乳を同量増やす)
卵黄 1個分
チョコレートまたはココア 大さじ1程度(お好みで)
ホイップクリーム 大さじ1
ナツメグ ひと振り
砂糖 お好みで
【作り方】
1.小鍋に牛乳と卵黄、チョコレートまたはココア、お好みで砂糖を入れて良く混ぜながら弱火で温める。
2.沸騰させないように注意しながら温めたら火を止め、ウォッカと濃い目の熱いコーヒーを入れて軽く混ぜる。
3.カップに2のコーヒーを注ぎ、ホイップクリームを浮かべ、ナツメグをひと振りすれば完成。
ウォッカの香りとナツメグの刺激が相まって、大人の雰囲気漂うロシアンコーヒー。
卵黄を入れることで、全体の味がまろやかになり、ホイップクリームもあるので砂糖なしでもすごく美味しいです。
管理人は、無糖ココアと無糖ホイップで作るほろ苦いロシアンコーヒーが一番気に入っています。
ちょっとレシピとは違いますが、気分によってナツメグをシナモンに変えることも。
卵黄を使っているため、1の工程でうっかり目を離すとコーヒー液が固まってしまいます。
軽く温める程度で十分美味しくなりますから、加熱しすぎに注意しましょう。
ウォッカを入れるのは、きっとロシアが年中寒いからなのでしょうね。
ブランデーで試したこともありますが、そちらも風味豊かで美味しかったですよ!
ココアやチョコレートにも、体を温める効果があるので、
みなさんも、寒い冬にぜひロシアンコーヒーを作って飲んでみてくださいね。