ラベンダーの特徴
ラベンダーは、シソ科のハーブで、水蒸気蒸留法を使って精油を抽出します。
揮発速度は、ミドルノートです。
オーストラリア、フランス、ブルガリアを主な原産地とし、花や葉から、ラバンジュロール、酢酸リナリル、リナロールなどの芳香成分を抽出します。
香料の研究をしていた科学者が実験中に大やけどを負い、その時にラベンダーの精油で治療してみたところ、綺麗に治ったことから、芳香植物(ハーブ)の効能や効果の研究を重点的に行うきっかけとなったと言われています。
安眠効果やリラックス効果、免疫力向上など多くの薬効に富み、世界中でさかんに栽培される人気のハーブです。
全草から、心地よいフローラル調の香りがします。
ラベンダーの効果と薬効
ラベンダーの効能は150種を超えると言われており、その中でも注目されている効果には、ストレス緩和、リフレッシュ効果、安眠効果、鎮痛作用、呼吸器の不調改善、脱毛予防、健髪効果、免疫力向上、スキンケア、ヘアケア、自律神経のバランス調整、抗炎症作用、抗ウイルス作用、心臓強壮作用、血圧降下作用、抗菌作用、抗リウマチ作用、胆汁分泌促進作用などがあります。
ラベンダーのおすすめの使い方
掃除、スポーツ、入浴時、スキンケア、入眠時に利用すると良いでしょう。
レモンの特徴
レモンは、ミカン科のハーブで、圧搾法を使って精油を抽出します。
揮発速度は、トップノートです。
イタリア、アルゼンチン、スペイン、アメリカを主な原産地とし、果皮から、シトラール、リモネン、オクタナール、リナロールなどの芳香成分を抽出します。
きりっとした爽やかな香りには、集中力を高める効果があります。
覚醒作用のあるレモンの精油は、古代バビロニアでは儀式の際に使用されており、古代エジプトでは、殺菌効果がすぐれていることから、毒消し薬として利用されていました。
レモンの精油は刺激が強く、光毒性があるので使用の際は紫外線に十分注意しましょう。
レモンの効果と薬効
レモンには、リフレッシュ効果、集中力増加、覚醒、皮脂分泌抑制、健髪効果のほか、血行促進、空間殺菌、消化不良改善、冷え性改善、むくみの緩和、収れん作用、鎮静作用などがあります。
レモンのおすすめの使い方
朝の目覚め、日中の活動時、仕事や勉強時、掃除の際に利用すると良いでしょう。