サンバルは、東南アジアの料理に多く登場する混合スパイスです。
サンバルの特徴
日本でいうところの漬け物やふりかけ、薬味のような感覚で使うサンバルは、地域差がとても大きく、甘めのものから激辛のものまでいろいろな種類が存在しています。
とはいえ、日本で販売されているサンバルは、激辛調合されているものが多く、そのまま薬味や漬けものとして食べるには、少しつらいかもしれません。
インドネシアでは『おふくろの味』にあたるスパイスで、日常的に家庭で使用されており、ナシゴレンやミーゴレンに欠かせない混合スパイスとなっています。
日本でも、インドネシア系料理店ごとにサンバルの味が違うため、ナシゴレンやミーゴレンの味も異なっており、食べ比べてみるのも面白いですね。
サンバルの作り方
日本でも作りやすいサンバルですが、エピ(シュリンプペースト)が若干手に入りにくいです。
ここでは、エピを使ったレシピと、エピを他のもので代用した簡易レシピを紹介します。
【本格サンバル】
【材料】
エピ 大さじ1
チリペッパー(生) 3~6本(辛さはお好みで調整してください)
ミニトマト 5個
にんにく 1片
赤たまねぎ 4分の1個
ライム汁 小さじ2
砂糖 小さじ1~2
【作り方】
1.チリペッパーは種を取り除き、エピと砂糖以外の材料をフードプロセッサーにかける。
(フードプロセッサーがない人は、すり鉢ですり潰すか小さく刻んで混ぜる)
2.エピをアルミホイルに包み、オーブントースターで4~5分焼く。
3.1と2をしっかりと混ぜ合わせ、最後に砂糖を加えて味を見ながら練る。
4.冷蔵庫で保管し、数日中に使い切ること。
【簡易版サンバル】
【材料】
チリパウダー 大さじ1
ミニトマト 5個
にんにく 1片
たまねぎ 4分の1個
ライム汁 小さじ2
砂糖 小さじ1~2
干しエビ 大さじ半分
ナンプラー 大さじ半分
【作り方】
1.砂糖以外のすべての材料をフードプロセッサーにかける。
2.砂糖を1に少しずつ加えながら味を調整する。
3.冷蔵庫で保管し、早めに使い切ること。
簡易版サンバルのほうが濃いめにできあがります。使うときには量に注意してくださいね。
サンバルのレシピ(使い方)
【ミーゴレン】
【材料】2人前
焼きそば麺 2つ
野菜 適量(タマネギ、ニンジン、ピーマン等)
エビ 6~8尾(ブラックタイガーなど)
塩コショウ 適量
★サンバル 大さじ1~2
★ケチャップ 小さじ2
★砂糖 小さじ半分
ナンプラー 大さじ2
お好みで パクチー(コリアンダー)の生葉
【作り方】
1.フライパンにサラダ油(分量外)をしき、エビ、野菜の順に炒める。
2.ある程度、具材に火が通ったら焼きそば麺を加えて炒める。ほぐれにくいなら水大さじ1~2を加える。
3.★の調味料を合わせ、2と一緒に手早く炒める。
4.サンバルソースが回ったらナンプラーをまわしかけ、軽く混ぜ合わせたら完成。お好みでパクチーをのせてどうぞ。
辛さはサンバルの量で調整してください。もし入れすぎたと感じた時は、砂糖で多少は調整できます。
ケチャップを入れすぎるとナポリタンみたいになるので、注意してくださいね。
エビがなければ、いかや豚肉などでも美味しくできます。
サンバルとナンプラーさえあれば、日本の焼きそばとほぼ同じ作り方なので簡単です。
辛い物が好きな方にもってこいのミーゴレン、ぜひみなさんも挑戦してみてくださいね。