セイボリーは、地中海沿岸部を原産地とするシソ科の一年草(多年草)です。
葉、花、茎、種子を生のまま、または、乾燥させて利用します。
セイボリーの特徴
ほろ苦さと辛味が特徴的なセイボリーは、およそ30種類以上の品種が存在し、その中でも、一年草のサマーセイボリーと多年草のウィンターセイボリーがハーブとして人気です。
セイボリーは、古代ギリシャ・ローマ時代から栽培が続く古いハーブのひとつで、中世のころになると、ヨーロッパ地方を中心に料理に利用されるようになりました。
セイボリーの効果と薬効
セイボリーには、消化を促し胃腸を健康にする効果や滋養強壮作用などがあります。
セイボリーの使い方
独特の強い香りと苦みが色々な料理と相性が良く、その中でも特に豆料理との相性が良いハーブで、料理に使用する際は、香りがより強いサマーセイボリーが好んで使われています。
若葉は、そのまま料理の飾りつけとして使われるほか、スープやソーセージなどに添えられることも多く、乾燥セイボリーを酢に漬け込んで作るセイボリービネガーも有名です。
セイボリーの育て方
育てやすさ ★★★★☆☆
種まき 4月上旬~5月下旬、9月上旬~10月下旬
開花 6月上旬~8月下旬
収穫 5月上旬~9月下旬
・日当たりの良い場所で良く育つ
セイボリーのレシピ(利用方法)
【ミックスビーンズのハーブ煮込み】
【材料】
ミックスビーンズ缶詰 1缶
水 300ml
コンソメ 1個
★セイボリー 小さじ1
★オレガノ 小さじ半分
★タイム 1枝
★マジョラム 小さじ半分
ブラックペッパー 小さじ3分の1
塩 適量
【作り方】
1.水を鍋で沸騰させたら火を止め、★のハーブ類を入れて10分ほど蒸らす。(お茶パックを使うと楽です)
2.香りが出たら1から、ハーブ類を取り除き、ミックスビーンズとコンソメを入れて5分ほど煮込む。
3.仕上げに塩とブラックペッパーで味を調えて完成。
セイボリーの若葉があれば、とても相性が良いので、ぜひ一緒に盛り付けてください。
セイボリー以外のハーブはお好みで変更してもらって構いません。
管理人がこのほかで使ってみたことのあるハーブは、タイムやローリエなどです。
レモングラスやシナモン、カルダモンは、あまり相性が良くないのでおすすめできません。
純粋にハーブの香りを楽しみたいので今回は入れていませんが、おくらやにんじんなどの野菜を足すと、彩りがとてもきれいになります。