インディゴは、インドから東南アジア、アフリカに分布するマメ科の落葉低木です。
全樹を発酵、または、乾燥させたものをハーブとして利用します。
インディゴの特徴
インディゴは、高さ2メートルほどに成長し、紅色の蝶のような形の小花を咲かせ、地上部の全草を発酵させて顔料(染料)作ることができます。
ジーンズの染料植物として大変有名で、古代エジプトのミイラを包んだ布からも、インディゴの染料が見つかっており、非常に古い歴史を持つハーブです。
その鮮やかに発色する青色はインディゴブルーと呼ばれて広く親しまれています。
インディゴの効果と薬効
インディゴは、全草が薬効に富んでおり、葉は育毛剤の原料として利用されています。
インディゴの使い方
インディゴは、ジーンズなどを染める染料として使われるほかにも、ヘナ(ハーブ草木染め)の黒仕上げ用の顔料として白髪染めに利用されています。
インディゴで染めた髪は、綺麗な黒色に発色し、育毛効果もあるため、大変人気です。
インディゴの育て方
育てやすさ ★☆☆☆☆☆
種まき 5月下旬
開花 6月上旬~8月下旬
収穫 8月上旬~9月下旬
・温暖な気候の場所でなければ温室栽培にする。
・深く耕した肥沃で日当たりの良い場所に植える。
インディゴのレシピ(利用方法)
【一気に染めるヘナ&インディゴブレンドの白髪染め】
【材料】ボブヘア1回分
ヘナパウダー 50g
インディゴパウダー 50g
水 適量(250~350㏄程度)
汚れても良い洋服、ゴム手袋、ヘナを混ぜる容器と道具、はけ、タオル、くし、ラップ
【作り方&使い方】
1.事前に髪をきれいに洗い、乾かしておく。汚れても良い服に着替え、ゴム手袋を装着する。
2.ヘナパウダーとインディゴパウダーを水を少しずつ入れながらマヨネーズぐらいの状態まで練る。
3.ペーストが出来上がったら、寝かせずにすぐに髪の毛にはけで塗っていく。
4.すべて塗り終わったら、髪の毛にラップを巻き、その上に蒸しタオルを巻いて90~120分放置する。
5.ゴム手袋をしたまま、ぬるま湯でしっかりとすすいだら完了。色が出なくなった後も念入りに数回すすいでおくと安心。
その日とできれば翌日もシャンプーをしないほうが色が定着しやすい。
管理人は、ヘナ染めをしたことはありませんが、家族の白髪染めを手伝ったことがあります。
本来は、ヘナでオレンジ色に染めたあと、インディゴで黒に染めるのですが、面倒な場合は、このやり方で一気に黒色に染めることが可能です。
ただし、分けて染色した場合より、どうしても色が落ちやすくなるので、この方法で白髪染めをするなら、2~3か月に一度は染め直す必要があります。
少しでも色落ちを防ぎたいのなら、ヘナのペーストでたまにトリートメントをすると良いようです。
ちなみに、汚れても良い洋服がないなら、ごみ袋に穴をあけて被るという方法も便利です。
爪や手に色が入るとなかなか取れないので、シャンプーの際もゴム手袋を外さないようにしてくださいね。
ヘナやインディゴで染める白髪染めは、自然由来成分だけなのでとっても体に優しいです。
慣れれば、簡単に染められるようになるので、ぜひみなさんもお試しくださいね。