更年期障害とは、閉経後に自律神経のバランスが崩れることによって起こる不定愁訴の総称のことです。
主に自律神経失調症状と、精神が不安定になる症状のふたつにわけられます。
これらの症状は、加齢に伴って女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減少し、脳の自律神経系に影響を与えて、自律神経失調症をおこすために起こります。
顔のほてり(ホットフラッシュ)や異常発汗、肩こり、うつ症状など、更年期障害の症状を経験する人は、日本の更年期女性の4~5割にものぼるそうです。
一定の期間が過ぎて、ホルモンバランスの変化に体が慣れてくれば、治ると言われていますが、それまでの苦しい期間は、アロマテラピーの力を使って上手に乗り切っていきましょう。
更年期障害に効く精油
イランイラン
カモミール・ローマン
クラリセージ
サンダルウッド
ジャスミン
ジュニパーベリー
スイートマジョーラム
ゼラニウム
ネロリ
フランキンセンス
ペパーミント
ベルガモット
ラベンダー
ローズ
更年期障害に効くフロアフレグランス
リラックスやリフレッシュ効果のある精油を部屋に香らせて、不安になりがちな心を落ち着かせましょう。
【フロアフレグランス・準備するもの】
ゼラニウム 3滴
ローズ 2滴
※ネロリやイランイランなど、自分が好きだと感じる香りをお使いください。
【フロアフレグランスの使い方】
1.ディフューザーで香らせるか、マグカップにお湯をいれて精油をたらしたものを置く。
2.なるべく静かな部屋で安静にし、鼻からゆっくりと呼吸するように心がける。
自律神経が乱れ、うつ症状が出ている時は、呼吸を整えるだけでも心身が落ち着いて症状が軽くなります。
また、リラックスできる音楽を流しながら、軽いストレッチなど行うのもおすすめです。
更年期障害に効くアロマミストスプレー
顔のほてり(ホットフラッシュ)や異常発汗などの身体に起こる症状には、携帯に便利で、どこでも手軽にスッキリできるアロマミストスプレーを使うと良いでしょう。
【アロマミストスプレー・準備するもの】
ペパーミント 3滴
カモミール・ローマン 3滴
無水エタノール 5ml
精製水 45ml
スプレー容器 1個
【アロマミストスプレーの使い方】
1.精製水、無水エタノール、精油を良く混ぜてスプレー容器につめる。
2.首筋など紫外線の当たらない場所に1~2プッシュ吹き付けて使う。
のぼせや異常発汗の症状が出るときは、身体だけでなく、心も何かしらの興奮状態にあることが多いです。
ペパーミントの爽やかな香りでクールダウンし、カモミール・ローマンの香りでイライラした心を落ち着かせると良いでしょう。
更年期障害のサイン
アラフォーの管理人は、まだ更年期障害の症状らしきものはないのですが、早ければそろそろ更年期にさしかかる年齢になったので、いつごろからなるのか気になるところです。
一般的には、40代はじめから、生理周期の短縮(23日程度)がおこり、出血量が減ってくなのど症状がおこり、40代半ばになると、今度は生理周期が長くなっていき、最終的には月経が起こらなくなります。
この生理が起こらない期間が1年以上になった時が『閉経』です。
この月経周期の乱れが起こりだしてから、閉経するまでを『更年期』と呼びます。
そして、この期間に起こる不定愁訴の総称が更年期障害です。
つまり、40代あたりになって生理周期が乱れ始めたら更年期のサインというわけですね。
生理周期がもともと不順な管理人には判断しにくいところですが、出血量の低下があればわかりそうです。