ユーカリの特徴
ユーカリは、フトモモ科のハーブで、水蒸気蒸留法を使って精油を抽出します。
揮発速度は、トップノート、ミドルノート、ベースノートです。
(ユーカリの種類によって、揮発速度が違う)
オーストラリア、南アフリカ、スペイン、ポルトガル、中国を主な原産地とし、葉から、1.8-シネオール、α-ピネンなどの芳香成分を抽出します。
コアラの木としても有名なユーカリは、グリーン調でフレッシュな強い香りです。
ユーカリは、世界一の高さを誇る常緑高木であり、樹高は100メートルを超えることもあります。
古くから、オーストラリアの先住民であるアボリジニは、ユーカリを感染症の治療薬として利用していました。
ユーカリの精油は、精油をとる樹木の種によって香りや性質が違い、大きく分けて7種類あります。
7種類の分類について、詳しい紹介は別ページをご覧ください。
全体的に香りが強いので使用量に注意し、敏感肌の人は事前に必ずパッチテストを行いましょう。
妊娠中・授乳中の方ぴょび、乳幼児は精油の使用を避けるようにしましょう。
ユーカリの効果と薬効
ユーカリには、リフレッシュ効果、集中力・記憶力強化などの効果のほか、抗炎症作用、鎮咳、花粉症症状の緩和などの効果があります。
ユーカリのおすすめの使い方
朝の目覚め、日中の活動、仕事・勉強時、掃除、スポーツに利用すると良いでしょう。
ユズの特徴
ユズは、ミカン科のハーブで、圧搾法を利用して精油を抽出します。
揮発速度は、トップノートです。
日本、中国を主な原産地とし、果皮から、リモネン、α-ピネン、y-テルピネンなどの芳香成分を抽出します。
日本人にはなじみ深い、甘味と苦みの両方をもつシトラス系の香りです。
古くから日本料理にかかせない香りのひとつであり、日本では冬至の日にユズ湯に入る習慣があります。
基本的に果実は苦味が強いので、生食には向きません。
柑橘系樹木の中では一番耐寒性に優れており、寒い地域でも育ちます。
ユズの精油は、刺激が強く高毒性があるため使用濃度には十分注意し、肌などに使った場合は、紫外線にあたらないようにしましょう。
ユズの効果と薬効
ユズには、ストレス解消、リフレッシュ、自律神経のバランス調整効果のほか、保温、血行促進、利尿作用、発汗作用、殺菌作用、保湿効果などがあります。
ユズのおすすめの使い方
日中の活動時、フロアフレグランス、入浴時、入眠時に利用すると良いでしょう。