七味唐辛子は、江戸時代の日本で誕生した混合スパイスです。
七味唐辛子の特徴
七味唐辛子は、日本生まれの独特の混合スパイスで、チリペッパー(一味唐辛子)を主原料とし、7種類のスパイスを混合する点は同じだが、地域や家庭、生産者によって使う原料が異なっており、七味唐辛子の名前がついていても、厳密にはすべて同じ香りと味のスパイスというわけではありません。
七味唐辛子の起源は、江戸時代初期にさかのぼり、両国橋に店を開いた徳右エ門という男が漢方薬を食に生かそうと考案したのがはじまりとされています。
そうして、販売がはじまった七味唐辛子は、うどんやそばのような日本食の薬味に合うと人気を呼び、またたく間に日本中に広がっていきました。
七味唐辛子の作り方
気軽にどこでも買える七味唐辛子ですが、自分好みの配合を作ってみるのも良いですよ。
ここでは、基本の七味唐辛子と、管理人の好きな配合の七味唐辛子(香り重視・柚子)をご紹介します。
【基本の七味唐辛子】
【材料】
白ごま 大さじ1
黒ゴマ 大さじ半分
粉サンショウ 大さじ1
海苔 小さじ1
陳皮 大さじ1
チリペッパーパウダー 大さじ1
ポピーシード(ケシの実) 小さじ1
【作り方】
1.白ごまと粉サンショウをすり鉢ですり潰し、さらに海苔と陳皮を入れてすりつぶす。
2.残りすべての材料を混ぜ合わせたら完成。密封容器で保存する。(冷蔵庫だと風味が落ちない)
【管理人の好きな七味唐辛子(香り重視・柚子)】
【材料】
黒ゴマ 大さじ2(白ごまでも代用可)
粉サンショウ 大さじ1
青のり 大さじ半分(焼き海苔代用可)
ドライジンジャー 大さじ1
柚子皮(乾燥) 大さじ1(陳皮でも代用可)
チリペッパーパウダー 大さじ1
ポピーシード(ケシの実) 小さじ2
【作り方】
1.黒ゴマ半量と粉サンショウをすり鉢ですり潰し、さらにドライジンジャーと柚子皮(乾燥)を入れてすり潰す。
2.残りすべての材料を混ぜ合わせたら完成。密閉容器で保存する。(風味を保つため冷蔵庫保存が良い)
管理人の大好きな柚子とショウガ香るオリジナル配合の七味唐辛子です。
冬至に柚子風呂用の柚子を多めに買って少し取り分けておき、皮を天日干しで乾燥させて、この七味唐辛子と柚子ゴショウを作ります。
この時、ついでに乾燥ショウガを作っておくと、他の料理にもいろいろ使えて便利ですよ。
七味唐辛子のレシピ(使い方)
【七味唐辛子がピリリと美味しい焼きおにぎり】
【材料】4個分
ご飯 300g(残り物のご飯や固めに炊いたご飯)
★和風だしの素 小さじ1
★醤油 大さじ2
★みりん 小さじ1
★ごま油 小さじ2
★七味唐辛子 小さじ1
【作り方】
1.ご飯に★の材料を混ぜ合わせ、おにぎりを握る。(オイルがベタベタするのラップが便利)
2.クッキングシートを敷いたオーブントースターかフライパンで両面を焼いたら完成。
調味料を事前に混ぜ込んで焼くので、どこを食べても七味唐辛子がピリリと美味い夜食系焼きおにぎりです。
まとめて作って冷凍しておくと、いつでも食べたいときにレンチンして食べられます。
ちなみに、レシピから七味唐辛子を抜けば、お子様でも食べられる普通の焼きおにぎりです。
乾燥を気にしないですむの、事前に準備しておいてバーベキューで焼いて食べるのも良いですね。