ケイジャンシーズニングは、ケイジャン料理に欠かせない辛めの混合スパイスです。
ケイジャンシーズニングの特徴
ガーリックやチリペッパーを主原料とし、10種類前後のスパイスをブレンドして作るケイジャンシーズニングは、アカディア人を表す英語の『ACADIAN』がその名の由来で、北米大陸東部の大西洋岸付近に移民してきたフランス人の中でも、特に、アメリカ南部のルイジアナ州に移住してきた人々のことを指しています。
そのため、この地域で作られる料理はケイジャン料理と呼ばれており、ガンボ(フランスのブイヤベースに似た料理)やジャンバラヤに欠かせないスパイスです。
日本で買えるような市販のケイジャンシーズニングは、基本的に保存しやすいパウダー状になっているが、現地ではより風味の良い生のケイジャンシーズニングが好まれて使われています。
ケイジャンシーズニングの作り方
日本でも割と手に入りやすい材料が多いので、ぜひ生のケイジャンシーズニングに挑戦してみてくださいね。
カッコ内の材料を使えば、パウダーも作ることができます。
【ケイジャンシーズニング】
【材料】
ニンニク 4片(ガーリックパウダー小さじ2)
タマネギ 半分(中程度)(乾燥オニオン・粉状にして大さじ1程度)
パプリカ 小さじ1
ブラックペッパー 小さじ半分
クミンパウダー 小さじ1
マスタードシード 小さじ1
チリペッパー 小さじ半分
タイム 小さじ1
オレガノ 小さじ1
塩 小さじ半分
【作り方】
1.たまねぎとにんにくをフードプロセッサーにかける。(パウダーの場合は、乾燥オニオンをすり鉢ですり潰す)
2.のこりのすべての材料と1を混ぜ合わせたら完成。密閉容器に入れて冷蔵保存し数日以内に使い切る。
乾燥オニオンパウダーは、薄切りにした玉ねぎを1~2日乾燥させることで簡単に作ることができます。
生のほうが美味しいですが、保存をきかせたいならパウダーがおすすめです。
ケイジャンシーズニングのレシピ(使い方)
【ガンボスープ】
【材料】4~5人分
タマネギ 1個
にんじん 2分の1本
セロリ 1本
オクラ 5本
ニンニク 1片
ウインナー 6~8本(ベーコンも美味しい)
トマト缶 2分の1缶(200ml)
オリーブオイル 大さじ2
小麦粉 大さじ2
水 600㏄
ローリエ 1枚
コンソメ 2個
ケイジャンシーズニング 大さじ2~3(パウダーなら大さじ1強)
★シナモン 小さじ4分の1
★カルダモン 小さじ4分の1
★砂糖 小さじ1
レモン汁 大さじ2
バター 大さじ1
【作り方】
1.玉ねぎとにんにくはみじん切り、それ以外の野菜とウインナーは小さめのサイコロ状に切っておく。
2.鍋にオリーブオイル温め、ニンニクと玉ねぎを茶色になるまで炒める。
3.2に小麦粉とケイジャンシーズニングを入れ、しっかりと混ざったら★の調味料を加える。
4.ある程度香りが出たらトマト缶を入れ、2~3分炒め煮する。
5.水、コンソメ、ローリエ、オクラ以外の野菜とウインナーを入れて混ぜ、弱火で20分程度蓋をして煮込む。
6.オクラとレモン汁を入れて、5~10分煮込み、最後にバターを溶かし風味をだしたら完成。
材料が多く見えますが、実際に作ってみると日本のシチューやカレーに近い作り方のガンボスープです。
基本的に野菜は自由ですが、独特のとろみを出すためにオクラは必ず入れてくださいね。
ガンボのレシピは、家庭の数だけあるというぐらい味や具材が幅広く、いろいろな作り方があります。
こちらは日本人が好きな濃厚でどろりとした仕上がりになるガンボで、管理人がご飯に良く合うようにアレンジしてみました。
煮込む際に、あればタイムやオレガノ、ブーケガルニを入れると、さらに香り高く上品に仕上がりますよ。