キャラウェイは、西アジア原産のセリ科の二年草です。
平べったい三日月型の種子や葉を乾燥させたものをスパイスとして使います。
キャラウェイの特徴
紀元前1000年ほど前から利用されている古いスパイスです。
キャラウェイの種子は古代ローマ時代から、パンやケーキの香りづけや飾りとして使用されてきました。
別名ヒメウイキョウと呼ばれ、種子は噛むとやや甘く、それでいて苦みもあり、爽快な香りを放ちます。
キャラウェイの葉のほうは、パセリとディルに近い風味です。
キャラウェイという名前は、最初に使ってみたアラビア人がカラウィヤーと呼んでいたことに由来しています。
キャラウェイの効果と薬効
キャラウェイは、消化促進効果や口臭予防の薬効が非常に有名で、インドや東南アジアでは昔から食後にキャラウェイを噛む習慣があります。
日本では、胃腸薬としての効果以外に、キャラウェイの抗炎症効果が注目されており、以前はトローチの原料として使われていました。
キャラウェイの使い方・代表的な料理
キャラウェイは、爽やかな香りと甘味を生かして焼き菓子に使われることが多いスパイスです。
焼き菓子に練りこんだり、パンやクッキーのトッピングとしても人気です。
また、ハンガリーのスパイスシチューやドイツの漬け物であるザワークラフトにも欠かせません。
キャラウェイを使ったおすすめレシピ
【キャベツとタマネギのキャラウェイ炒め】
【材料】
キャベツ 4分の1玉
タマネギ 2分の1個
バター 50~60g
キャラウェイシード 小さじ2
塩コショウ 適量
【作り方】
1.キャベツとタマネギを2~3㎝角に切る。
2.フライパンにバターを入れて火にかけ、溶けたらキャラウェイシードを入れて軽く熱する。
3.2に玉ねぎを加えて炒め、透き通ってきたらキャベツも入れて、全体があめ色になるまで炒める。
4.最後に塩コショウで味を調えて出来上がり!
キャラウェイシードがたっぷりめに入っていますが、苦手な方は量を調整してください。
バターとキャラウェイだけのシンプルな味付けが最高に良いです。
キャラウェイシードを噛んだ時の爽やかな香りとバターの濃厚さがたまりません!
タマネギとキャベツをしっかりあめ色になるまで炒めるのがポイントです。
もし、季節を外して水分の少ない野菜を使うなら、3の最初に1分ほど蒸してから炒めると焦げにくくなります。
キャラウェイはお菓子やザワークラフトが有名ですが、ぜひこちらの炒め物にもチャレンジしてみてくださいね!