タイの三大カレーと言えば『グリーンカレー』『イエローカレー』『レッドカレー』の3色カレー。
日本では、色のインパクトからかグリーンカレーが一番有名で、アジアン系のお店のメニューに定番として入っていることも多く、一般的なスーパーでもグリーンカレーペーストやレトルト商品を良く見かけます。
どのカラーカレーも、ココナッツミルクを使うため、似たような味わいなのかと思えますが、実際はそれぞれ、ただ色が違うだけでなく、風味や味わい、ペーストの辛さが大きく異なっており、食べ比べてみると全く違うカレーだということがわかるでしょう。
管理人はどの色のタイカレーも大好きなので選びきれず、かわりばんこにペーストを作っています。
今回のレシピは、一番辛さがマイルドでターメリックが入っているイエローカレーです。
(イエローカレーペーストの解説とペーストの作り方はこちら)
イエローチキンカレーの作り方
【イエローチキンカレー】
※写真の材料は鶏肉、玉ねぎ、ナス、じゃがいも、ピーマン
【材料】
鶏もも肉 300~400g
野菜類 適量(タマネギ、じゃがいも、ニンジン、ヤングコーン、キノコ類など)
ココナッツミルク缶 1缶(400ml)
水 200ml
鶏がらスープの素 小さじ2
イエローカレーペースト 50g
ナンプラー 大さじ2
砂糖 小さじ1~2
塩 適量
★あれば入れると良い材料
こぶみかんの葉(バイマックル) 2枚
レモングラス 2~3本(乾燥葉)
【作り方】
1.鶏肉と野菜を好きな大きさに切っておく。(日本のカレーと同じ感覚で良いです)
2.鍋にココナッツミルク缶半量とイエローカレーペーストを入れ、じっくりと弱火で混ぜながら香りを出す。
3.香りが立ってきたら、鶏肉を入れて軽く炒める。
4.野菜類と残りのココナッツミルク、水、鶏がらスープの素、あれば、こぶみかんの葉とレモングラスを入れ、蓋をして弱火で15~20分煮込む。
5.最後に、ナンプラーと砂糖、塩で味を調えて完成。
ターメリックの黄色があざやかなイエローカレーペーストには、マスタード、ココナッツミルクが入っており、他のカラーカレーのペーストよりも、マイルドでココナッツの風味が強いカレーに仕上がります。
もっと手間をかけたいなら、先に鶏肉や野菜を炒めておく方法もありますが、それでも手順は他のカレーに比べると少なく、イエローカレーペーストさえ先に作っておけば、日本のカレー並みに簡単です。
こぶみかんの葉とレモングラスは、もともとペーストにも入っているので省略可能です。
管理人はこのふたつの香りがとても好きなので、煮込みの際に追加でいれて更に香りを足しています。
イエローカレーペーストの辛さは、市販のものか手作りかで違い、さらに言うと、手作りのものはその時買った材料の辛さに左右されてしまいます。
出来上がりが辛い場合は砂糖を増やし、甘い場合は砂糖を減らすか塩で調整、また、激辛がお好みであれば、煮込みの際に唐辛子を一緒に煮込むなど工夫してみてくださいね。