トムヤムクンは、日本でもメジャーなとっても辛いタイ料理のひとつです。
トム(煮る)、ヤム(混ぜる)、クン(エビ)の名が示す通り、エビを煮込んだトムヤムスープのことで、同じスープをベースにメイン食材を変えたトムヤムガイ(鶏)、トムヤムプラー(魚)などもあります。
ブイヤベース、フカヒレと並ぶ世界三大スープのひとつでもあるトムヤムクンは、レモングラスの酸味とこぶみかんの香りが特徴の後味爽やかなスープです。
日本も人気が高く、アジアン系のお店で提供されているほか、自宅で手軽に作れるように、トムヤムクンスープの素も売られています。
自分で一から作るとなると、材料集めも大変で手間がかかりますが、出来上がりの香りの良さが市販品とは段違いです。
今回は、自家製ナムプリック(別ページ)を使った本格的トムヤムクンのレシピをご紹介します。
トムヤムクンの作り方
【トムヤムクン】
【材料】3~4人分
エビ 6~8匹
ふくろ茸 6~8個(しめじやマッシュルームで代用可)
ショウガ 1片
プリッキーヌ 4個(ししとうで代用可)
こぶみかんの葉 3~4枚
レモングラス 2分の1本
ナムプリック 大さじ1.5(自家製ナムプリックのレシピはこちら)
鶏がらスープ 600㏄
ココナッツミルク 100㏄
牛乳 200㏄
レモン汁 大さじ2
ナンプラー 大さじ1
コリアンダー 適量
【作り方】
1.エビは背ワタを取り除く。コリアンダー、レモングラス、ふくろ茸を食べやすい大きさに切り、ショウガをスライスまたは千切りにしておく。
2.鶏がらスープ、ナムプリック、ココナッツミルクを鍋に入れ、沸騰したらコリアンダー、レモングラス、ふくろ茸、ショウガ、エビ、こぶみかんの葉を加える。
3.エビの色が赤く変わったら、牛乳、レモン汁、ナンプラーを加えてひと煮立ちする。
4.こぶミカンの葉を取り除き、好みでコリアンダーの葉を散らして完成。
酸味と辛味が絶妙で、舌が痛くなるほど辛いけどやみつきになる不思議な魅力を持つトムヤムクン。
管理人のレシピは辛さをきつめにする代わりに、牛乳とココナッツミルクが多めに入っています。
トムヤムクンスープも、作り方に大きな決まりがないため、家庭の数だけ味があると言われており、そのレシピはあっさりと辛くないスープから、もっと濃厚でこってりしたものまで様々です。
管理人もいろいろなパターンを作ってみましたが、このレシピが一番のお気に入り。
みなさんも基本の味を覚えたら、いろいろと材料をいじって自分レシピを作ってみてくださいね。
ちなみに、管理人はエビの風味を最大限に生かすため、殻付きで煮込んでいます。
先に殻を外しておきたい方は、殻を別にしておいて、ガーゼやお茶パックに詰め込んで煮込む際に入れ、ダシとりすると良いでしょう。