パニールは、牛乳から作るカッテージチーズを固めたものです。
インド料理には欠かせないチーズなので、見たことがある人も多いのではないでしょうか?
特に、サグパニールと呼ばれるパニール入りのほうれん草カレーが有名で、緑あざやかでスパイシーなカレーに、パニールのさっぱりした味が良く合いますよね。
私たちが普段食べているチーズは、レンネットと呼ばれる酵素で凝固させたものですが、パニールは酢やレモンなどの酸の力を利用し、乳成分を凝固させて作ります。
一般的な発酵チーズは家で簡単に作ることができませんが、パニールなら酢やレモン汁を使用して、自分でも簡単に自家製チーズを作ることが可能です。
インド料理店でサグパニールを頼んでも、大抵パニールはほんの少ししか入っていませんよね?
自家製なら、一度にたくさん作ることができるので好きなだけパニールが食べられますよ!
パニールの作り方
【パニール(牛乳から作る自家製チーズ)】
【材料】
牛乳 1リットル(低脂肪や無脂肪ではないもの)
レモン汁 大さじ2~3
手ぬぐいや薄いふきん、ガーゼなど、大きめでチーズをこせる布
【作り方】
1.鍋に牛乳を沸かす。沸騰しそうになったら一度鍋をコンロから離し吹きこぼれを防止する。
2.沸騰したらごく弱火にし、レモン汁を加え、2~3分ゆっくり混ぜる。
3.牛乳が分離し始めたら火を止め、4~5分放置する。分離しないようならレモン汁を足す。
4.ざるに布を広げ3をこし、レモン汁の酸味をとるために、濾したチーズを軽く洗う。
5.洗ったら、そのまま布で包み、しっかりと水気を絞る。
6.逆さまにしたお皿の上やお盆の上に5を置き、重しをして水分を抜く。
管理人は、大きいお皿の上に小さめのお皿を逆さまに乗せ、1㎏のペットボトルで重しをしています。
7.柔らかめなら2時間、固めなら4~5時間放置して完成。冷蔵で3~4日、冷凍で1か月保存可能。
手順が多く見えますが、基本は牛乳を沸かしてレモン汁入れて濾し、重しをして放置するだけなので作ってみると意外に簡単です。
今回は、レモン汁を使いましたがお酢でも同じように作ることができます。
カロリーを気にして低脂肪や無脂肪牛乳を使ってしまうとうまく分離せず、出来上がり量が少なくなるので注意しましょう。
管理人は、パニール大好きなので大量につくり、カットした状態で冷凍しています。
カレー以外にも、パニールを使ったレシピは多く、ストックがあると手軽に作れるので便利です。
ちなみに、4の状態で固形にしなければカッテージチーズとして使えます。
自家製カッテージチーズを使って作るお菓子もおすすめです。
また、カレーに使うと確定しているなら、塩を少し混ぜ込んでおくと味が出て美味しくなりますよ。