チヂミは、韓国料理のひとつで日本のお好みやきに似た少し薄焼きのお焼きです。
小麦粉と卵を混ぜた生地に、タマネギやニラなどの野菜を混ぜ込んだものを広げ、フライパンで両面をこんがりと焼き上げます。
日本のお好み焼きとはつけるたれが異なっており、ソースやマヨネーズをたっぷりかける日本のお好み焼きに対して、チヂミにはしょう油ベースの甘酸っぱくて辛味のあるたれをつけて食べます。
チヂミとよく似た料理に『ジョン』がありますが、こちらは具材にネギが入ったもののことです。
ちなみに、韓国では、雨の日にチヂミを食べるという俗習があり、これは、チヂミを焼く時の音が雨音に聞こえるからだと言われています。
また、雨の日は買い物に出られないので、家に常備されている野菜と小麦粉で作れるチヂミが、手軽な料理であることも、雨の日に好んで食べられる理由のひとつだと考えられます。
ここでは、管理人おすすめのチヂミ生地とチヂミたれのレシピをご紹介しますね。
チヂミ(韓国風お好み焼き)の作り方
【材料】2枚分
お好きな野菜 適量(タマネギ、ニラ、ニンジン、キムチ、ネギなど)
水 100㏄
卵 1個
小麦粉 70g
片栗粉 20g
鶏ガラスープの素 小さじ1
ごま油 大さじ2(大さじ1を2回)
【作り方】
1.野菜類をなるべく大きさを揃えて薄めの細切りにする。キムチなどは食べやすく切っておく。
2.ごま油以外の材料をすべて混ぜ合わせて生地を作る。最後に野菜を入れるとダマになりにくい。
3.ごま油大さじ1を熱したフライパンに、2の生地を流し込み、素早く薄く広げる。
4.両面をきれいに焼き色がつくまで焼いたら、最後にフライパンのふちからごま油大さじ1をまわし入れる。
5.表面がカリッと揚げ焼きのようになったら完成。
【チヂミのたれの作り方】
【材料】2枚分
しょう油 大さじ2
酢 大さじ1
砂糖 小さじ1
コチュジャン 小さじ1(なければ一味1~2振り、辛くしないなら入れない)
ごま油 小さじ1
いりゴマ 小さじ1
塩コショウ 適量
※醤油、酢、砂糖は味ポン酢大さじ3に変更可。甘さ調整はお好みで
【作り方】
1.すべての材料を良く混ぜ合わせたら完成。
チヂミの作り方は、家の数だけあると言われていますが、管理人宅のチヂミは外側カリカリで中身もっちりの卵入りチヂミです。
最後に、ごま油を外側から回しこむのがポイントで、これをしないと外側がパリッと仕上がりません。
小麦粉が多いとパリパリに、片栗粉が多いともっちり感が増し、卵なしだと香ばしく仕上がります。
小麦粉と片栗粉を足した分量が90gになればよいので、配合割合はお好みで調整してみてくださいね。
チヂミたれは、分量通り作ると少し辛めなので、甘くしたいなら砂糖を増やし、コチュジャンを抜きましょう。
管理人は具材にあまりこだわりはないのですが、ニラキムチと画像のニンジンチーズを良く作ります。
干しエビを混ぜ込んだり、ボリュームを増すために肉類や海鮮類を入れるのもおすすめです。