ローゼルは、アフリカ北西部を原産地とするアオイ科の一年草です。
花やがくの部分を生のまま、または、乾燥させたものをハーブとして利用します。
ローゼルの特徴
ローゼルは、200種類を超える南国の花、ハイビスカスの仲間で、強い酸味を持つハーブです。
ハイビスカスの中でも、このローゼルは生食や薬として人気で、花が枯れたあとに果実を包みこむ赤く熟したがくが様々な形で利用されています。
3000~4000年以上前から、古代エジプトでローゼルが飲まれており、クレオパトラも美容のために愛飲していたといわれています。
ローゼルの効果と薬効
ビタミン類やクエン酸を多く含むローレルには、新陳代謝の促進や美肌効果、便通を整えて、むくみを改善するなど、女性に嬉しい美容効果がたくさんあります。
ローゼルの使い方
ローゼルは、生のまま、または、乾燥させたものをハーブティーにしたり、ジャムやお酒の材料として利用されています。
閉じたがくの姿が特徴的なため、そのままドライフラワーにしてお部屋に飾る人も多いようです。
ローゼルの育て方
育てやすさ ★★★☆☆☆
種まき 4月上旬~6月下旬
開花 11月上旬~12月下旬
収穫 11月上旬~12月下旬
・日当たりの良い場所に植え、成長期には水やりをこまめにすること。
・害虫がつきやすいのでしっかりと対策する。
ローゼルのレシピ
【ローゼルのショウガ漬け】
【材料】
ローゼルの花 好きな数
ショウガ ローゼルの重量の半分
砂糖 ローゼルの重量の半分
酢 ローゼルの重量の1割程度
塩 適量
【作り方】
1.ローゼルの花は、がくの下を切り落とし種を出し、がくだけにする。がくを5~6等分にする。
2.がくの部分の重量をはかり、その重さの半量のショウガを千切りにする。
ローゼルの重量の半量の砂糖と重量の1割の酢を計る。塩はローゼル100gあたり、1~2振りが目安。
(例・ローゼル50g、ショウガ25g、砂糖25g、酢5㏄)
3.すべての材料をビニール袋に入れて軽く混ぜ、空気をぬいて一日置いたら完成。
真っ赤に染まったショウガとローゼルの美味しい浅漬けです。
ローゼルの酸味がとても強いので、お酢は少しだけでも酸っぱい仕上がりになります。
ローゼルと言うと、ジュースや甘いジャムなどのレシピが多いですが、もともと酸味が強いので、梅漬けのように酸っぱい系のお漬物にしても美味しいです。
管理人の住んでいるあたりでは、食料品売り場よりも、お花屋さんで良く見かけます。
ローゼルを探すときは、お花屋さんを見て回ってみてはいかがでしょうか。