ローズ<Rose>

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ローズは、アジア、ヨーロッパ、北アメリカなどを原産地とするバラ科の低木・つる性低木です。
花や果実を生のまま、または、乾燥させたものをハーブとして利用します。

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ローズの特徴

ローズは、優雅な香りとたたずまいが美しい上品なハーブです。
日本では『バラ』として親しまれて、約120種類にもおよぶ品種が存在しており、アジアや北半球の温帯地域などを中心に、盛んに栽培されています。

古代エジプトの女王クレオパトラが愛してやまなかったというローズは、紀元前1500年には、すでに栽培がはじまっており、日本でも『万葉集』にその記録が残っています。

かの有名な『光源氏』や『枕草子』にも、ローズが登場しており、その美しさと優雅さは、時代を超えて人々に愛されています。

ローズの効果と薬効

ローズには、胃腸の疲れや美肌効果、便秘の改善、ホルモンバランスの調整、抗うつ、抗炎症作用、血液浄化、更年期障害の改善、安眠効果などがあります。

ローズの使い方

ローズの中でも香りが強く人気のあるダマスクスローズは、精油にして香水や化粧品、石けんの原料にされるほか、アロマテラピーやキャンドルなどに利用されています。

乾燥させて作るドライフラワーは、インテリアとしてはもちろんのこと、お部屋の芳香剤としても機能し、このドライフラワーにローズの精油をたらして、密閉熟成させることで、さらに香りの強いドライポプリとなり、出来上がったポプリを湯船に浮かべると、美容に良い入浴剤として利用することも可能です。

このほか、花びらを蒸留して作られる『ローズウォーター』は、中東やインドのお菓子に香りづけとして利用されており、乾燥させた花弁は、色の良いハーブティにしたり、ペルシャ料理の薬味として食べられています。

ローズの育て方

育てやすさ ★★★★☆☆
種まき   11月上旬~2月下旬、4月中旬~5月下旬
開花    5月上旬~6月下旬
収穫    4月上旬~10月下旬

・粘土質で栄養豊富な土を好む。
・水はけの良い場所に植える。
・開花すると虫がつきやすいので注意すること。

ローズのレシピ(利用方法)
【ローズのドライポプリ】

【材料】
ローズの花  4~5輪
ローズの精油 3~4滴

【作り方】
1.ローズの花びらを新聞紙などに広げ、1週間~10日ほど天日干しにする。(乾燥に時間がかかるが花のままでも可)

2.乾燥した花びらを密閉容器に詰め、ローズの精油をたらす。

3.密閉し軽く振って1か月ほど熟成させて完成。たまに容器を軽く振りましょう。

 

ローズは、そのままでも香りの良いハーブですが、精油と一緒に熟成させることで、さらに優雅で上品な香りになります。

乾燥させたことで痛みにくく、香りも長持ちするので箱やグラスに入れて芳香剤にしたり、お風呂に浮かべて入浴剤にするものおすすめです。

管理人は、お気に入りの洋服と一緒に、サシェ(袋につめたポプリ)にしたローズを入れて、洋服に香りをうつしておきます。
ふんわりと薔薇の香りがただよって、香水ほど強く臭いません。

ローズは、お店でも色々な品種の花が売ってありますし、ドライポプリにすれば、幅広く利用しやすいのでぜひお試しくださいね。







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