シソは、中央アジアを原産地とするシソ科の一年草です。
葉や、花穂、果実を生のまま、または、乾燥させて使います。
シソの特徴
シソは、和食に欠かせない日本を代表するハーブのひとつで『大葉』とも呼ばれるハーブです。
清々しい独特の香りと風味が特徴で、日本では平安時代から栽培されはじめたと言われています。
シソには数多くの種類が存在していますが、その中でも特に有名は、葉や茎が紫色の『赤ジソ』、全体が緑色の『青ジソ』、葉が縮れている『チリメンジソ』、韓国料理などではポピュラーな『エゴマ』などの品種です。
シソの効果と薬効
シソには、食欲増進効果、殺菌・防腐効果、咳止め、発汗、利尿作用、胃を健康にし、便秘を改善する効果などがあります。
最近、赤ジソに多く含まれるロズマリン酸というポリフェノールのひとつに、免疫機能を正常に整え、アレルギー症状を緩和する効果があるとわかり注目されています。
シソの使い方
生のままでも、乾燥させても風味の良いシソは、ハーブティーやジュースとして飲むほか、殺菌・防腐効果を利用して、梅干しや紫漬けなどの漬け物に利用されたり、刺身や寿司などの生ものに薬味として食中毒の防止に食べられています。
特に、赤ジソは酸と反応して赤い色素が出てくるので、梅干しの色付けに欠かせないハーブです。
清涼感があり料理に使いやすい青ジソは、揚げ物や餃子やつくねの具など脂っこいものに合わせやすく、エゴマには生臭さを軽減する作用が高いことから、韓国料理の鍋物や焼き肉に使われています。
シソの育て方
育てやすさ ★★★★★★
種まき 3月中旬~6月中旬
開花 9月上旬~10月下旬
収穫 6月上旬~10月下旬
・30㎝程度まで成長したら脇芽を出すために新芽を摘んでおく。
・乾燥をとても嫌うので水やりはこまめにすること。
・虫がつきやすいので防虫ネットがあると良い。
シソのレシピ(利用方法)
【シソの和風ジェノベーゼソース】
【材料】
シソ(青ジソ) 10枚
ナッツ類 20~30g(松の実やカシューナッツ、アーモンドなど)
ニンニク 1片
オリーブオイル 50㏄
塩 小さじ1
粉チーズ 大さじ2
【作り方】
1.すべての材料をフードプロセッサーにかけたら完成。シソはちぎっていれると良い。
ジェノベーゼと言えばバジルが有名ですが、シソで作る和風ジェノベーゼも絶品です。
管理人は、少量のしょう油とワサビを足してパスタに和えたり、ゆでたじゃがいもに絡めて食べます。
日本では、バジルよりも安く買えるのがシソの良いところですよね。
ぜひ、みなさんもちょっと変わった和風ジェノベーゼ、お試しくださいね。