サントリナは、南ヨーロッパ、北アフリカに分布するキク科の常緑小低木です。
全草を乾燥させたものをハーブとして利用します。
サントリナの特徴
サントリナは、綿毛に覆われた厚みのある銀白色の美しい鋸歯型の葉をもつ、シルバーリーフ(銀色の葉を持つ園芸種の呼び名)です。
高さ50㎝ほどに育つ茎葉は、よく枝分かれしながら密生するため倒れやすく、黄色の頭花をつけますが、花数がとても少ないため、株全体を覆うことはありません。
サントリナは、日本でも園芸種として人気のある草花で、葉に芳香があることから、ポプリやクラフトに使われることもあります。
その香りの良さから『コットンラベンダー』という別名を持ちますが、ラベンダーではなく、デイジーの近隣種です。
サントリナの効果と薬効
サントリナには、防虫効果があります。
サントリナの使い方
サントリナは、乾燥しドライハーブにして、ポプリや防虫剤に利用します。
サントリナの育て方
育てやすさ ★★★★★☆
挿し木 4月上旬~6月下旬
開花 5月上旬~7月下旬
収穫 5月上旬~7月下旬
・陽当たり良好で、水はけの良い場所を好む。
・高温多湿に弱い。株が大きくなったら梅雨前に刈り込みを行うこと。
・耐寒性はそこそこあるが、直接寒風のあたる場所はさける。
サントリナのレシピ(利用方法)
【サントリナの防虫ポプリ】
【材料】
サントリナ 適量
その他の道具 丈夫な紐、ガーゼ袋など通気性の良い袋
【作り方】
1.サントリナを花茎ごとかりこみ、ある程度の量ずつ根を紐でしばる。
2.風通しの良い日陰につるし、2週間~1か月乾燥させる。
3.乾燥したサントリナから、適量の花と葉をとり、準備していた袋につめたら完成。
サントリナの花と葉で簡単に作ることのできる防虫用ポプリです。
出来上がったポプリ袋をクローゼットに忍ばせておけば、虫食いを防ぐことができます。
ペパーミント、ラベンダー、レモングラスなどにも防虫効果が期待できるので、サントリナと一緒にポプリ袋に入れても良いでしょう。
管理人は、洋服にツンとした刺激臭がつくため、市販の防虫剤はあまり好きではないです。
虫がつくのは嫌だけれど、衣服からおばあちゃんのような臭い(ごめんなさい)がすると困りますよね。
その点、ハーブで作る防虫剤なら、むしろ衣服に良い香りがつきますし、使うハーブによってアレンジも可能です。
みなさんもぜひ楽しみながら、自分だけのオリジナル防虫剤を作ってみてくださいね。