イブニングプリムローズは、北アメリカ原産のアカバナ科の二年草です。
葉や根を食用とされるほか、茎や種子を乾燥させたものをハーブとして利用します。
イブニングプリムローズの特徴
非常に生命力の強いイブニングプリムローズは、大きいものは1.5メートルほどの背丈となり、路地や荒れ地など、いたるところで繁殖するハーブです。
アメリカの先住民は、昔から葉や根を好んで食べており、花全体をすり潰したものを肌に塗りつけて傷や皮膚炎の治療に使っていました。
イブニングプリムローズの効果と薬効
種子から抽出できる必須脂肪酸のひとつ『マリノール酸』には、月経前症候群(PMS)の改善や更年期障害の改善など、女性特有の症状に大きな効果をもたらす薬効があります。
このほかにも、コレステロール値の改善や血圧の抑制などにも働き、皮膚炎の治療にも良いので、イブニングプリムローズは『王様の万能薬』とも呼ばれています。
イブニングプリムローズの使い方
葉や根、茎を乾燥させたものをハーブティとして利用するほか、種子から抽出したイブニングプリムローズオイルをマッサージオイルとして使います。
イブニングプリムローズの育て方
育てやすさ ★★★★★★
種まき 4月中旬~5月下旬
開花 6月上旬~9月下旬
収穫 8月上旬~11月下旬
・どこでも育つが日当たりが良く水はけのよい場所を好む
・しぼんだ花をその都度摘み取ると長く花を楽しめる
イブニングプリムローズのレシピ(利用方法)
【イブニングプリムローズの万能ボディオイル】
【材料】
イブニングプリムローズオイル(月見草オイル) 10ml
オリーブオイル 100~150ml
【作り方】
1.殺菌消毒した保存瓶に、材料を入れて軽く混ぜて出来上がり。
簡単すぎるレシピで申し訳ないですが、色々なスキンケアに使えて万能なオイルです。
イブニングプリムローズ精油は、日本名の月見草オイルという名前で売られています。
・クレンジング
オイルを大さじ1程度てのひらで温めてから、メイクを浮かせるように馴染ませる。
軽くふき取ってから、洗顔料で洗い流す。
・乳液、美容液
化粧水で肌を整えたあと、オイル1,2滴をてのひらに広げてプレスするように馴染ませる。
ニキビ肌や肌荒れぼひどい人、アトピー性皮膚炎などに効果ある。
・マッサージオイル
オイルを手に取って、肌をマッサージする。洗い流す必要はない。
オリーブオイルの量を調整して、香りや粘度を自分好みにアレンジしてください。
手に入るなら、美肌効果の高いホホバオイルを使うのもおススメです。
特に、生理前症候群(PMS)がひどい方や更年期障害で悩んでいる方に使ってほしいオイルです。