オケラ<Atractylodes japonica>

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オケラは、日本、朝鮮半島、中国北部に自生するキク科の多年草です。
全草を、そのまま、または、乾燥させたものをハーブとして利用します。

オケラ

オケラの特徴

オケラは、地方によっては、ウケラという別名で呼ばれることも多く、白に近い薄い紅色の花を咲かせ、高さ1メートルほどになる草花です。

オケラには雄しべと雌しべの両方がある両性の株と、雌しべだけの機能を有する雌株が存在し、アザミに似た筒状花を咲かせます。

万葉集にある『武蔵野のうけら』の歌があるほか、昔からオケラには魔除けの力があると信じられてきました。

大みそかから元旦にわたり、『朮祭り(おけらまつり)』が京都祇園の八坂神社で執り行われており、ここで焚かれるかがり火は、祭りの名の通りオケラを交えたものです。

八坂神社の祭りに参加する地元の人々は、そのかがり火を持ち帰り、家族全員が今年一年間、病気にならないようにという願いを込めて、その火を火種にして炊いたお雑煮を食べる風習があります。

京都以外で執り行われる厄病除けの行事でも、オケラが使われることがあるようです。

オケラの効果と薬効

オケラには、健胃効果や利尿作用のほか、いぶした煙に、カビの防止効果や蚊よけ効果があるとされています。

オケラの使い方

若い芽は、天ぷらなど食用で食べるほか、全草をドライフラワーにし、ポプリやクラフトの材料として使います。

オケラの根茎は、朮(じゅつ)と呼ばれる漢方薬のひとつで、オケラの本種を和白朮、オオバナノオケラは唐白朮と呼び分けられており、胃薬として服用するほか、正月のお屠蘇に使う屠蘇散の材料として有名です。

また、オケラをいぶした煙を着物にあてて、虫よけや防虫剤として使われることもあります。

オケラの育て方

育てやすさ ★★★☆☆☆
種まき   4月上旬~5月下旬
開花    9月上旬~10月下旬
収穫    10月上旬~11月下旬(若い芽は4月)

・水はけがよく、日あたり良好な土地を好む。
・真夏の直射日光にあたらないように注意する。

オケラのレシピ(利用方法)
【オケラの米粉天ぷら】

【材料】
オケラの若芽 5~6個
米粉     50g
水      大さじ2
卵      2分の1個

【作り方】
1.オケラの若芽はさっと洗い、水分をキッチンペーパーで吸い取っておく。

2.米粉、水、卵を合わせて天ぷら衣を作る。

3.オケラの若芽をさっとてんぷら粉にくぐらせ、180℃の油で揚げたら完成。

米粉と卵のてんぷら粉で揚げるオケラは、塩でも天つゆでも美味しいです。
小麦粉と片栗粉を使わなくても、ふっくらサクッと揚がります。

米粉の天ぷら粉は、葉物系の天ぷらとの相性が抜群です。
オケラの新芽は、綿毛が取れ始めたぐらいのものが一番おいしいですよ。

あまり山菜として食べる習慣のないオケラですが、他の山菜狩りで見かけたら、ぜひ一緒に採取してみてはいかがでしょうか?

 







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