インディアンコーヒーは、コーヒーの有名な産地であるインドで飲まれるコーヒーのことです。
特別なスパイスなどをいれるわけではありませんが、濃い目に淹れたコーヒーに、多めのミルクと砂糖を入れて作られます。
それだと、ただの甘いカフェオレじゃないかと言われそうですが、インディアンコーヒー最大の特徴は、そのコーヒーの淹れ方にあるんです。
インド料理店などによっては、インディアンコーヒーを提供しているので、みなさんも目にしたことがあるかもしれませんが、コーヒーがカプチーノのように泡立っています。
ただし、インディアンコーヒーは、牛乳だけを泡立てているわけではないのですよね。
ここでは、日本の自宅でも簡単にできるインディアンコーヒーの淹れ方をご紹介します。
インディアンコーヒーの作り方
【インディアンコーヒー】
【材料】2杯分
コーヒー豆 小さじ2
水 200㏄
牛乳 200㏄
砂糖 大さじ1(本来の甘さは大さじ2)
準備するもの 鍋、耐熱の大きめ容器2つ(ボウルなど)
【作り方】
1.水を鍋で沸かし、コーヒー豆を入れて2~3分沸騰させる。
2.牛乳と砂糖を入れて弱火で沸騰直前まで温める。
3.フィルターで豆を漉し、耐熱容器に移す。
4.高い位置からもう片方の耐熱容器にコーヒーを注ぎ、泡をたてる。十分な量の泡がたつまで繰り返す。
5.綺麗に泡がたったら、コーヒーカップに注いで完成。
どうでしょうか?高い位置から泡立てて作るなんて面白いですよね。
茶色い大きめの泡が特徴のインディアンコーヒーは、カプチーノとはまた違った味わいがあります。
インディアンコーヒーのコツは、コーヒーを濃く淹れることと、しっかり泡をたてることです。
普通にペーパードリップしたものだと、インディアンコーヒーの濃い味がでませんし、牛乳の量が少ないと、高い位置から落としても綺麗に泡がたたなくなってしまいます。
少なくとも、牛乳はコーヒーと同量以上いれたほうが良いでしょう。
ちなみに、インドにはインディアンコーヒー専用の道具があり、粗めのコーヒードリップ器とコーヒーを泡立てるための容器ふたつがセットになっています。
鍋で煮なくても濃いコーヒーを淹れられますし、コーヒーを高い位置から落としやすい形状の器がふたつついているので常飲するならとても便利ですね。
この作り方は、コーヒーを早く冷ますためにはじまったと言われていますが、空気を含んでまろやかになり、とっても美味しいので個人的にはなかなか良い淹れ方だと思います。
日本で作ると、ちょっと面倒ではありますが、ぜひ、みなさんも挑戦してみてくださいね。