スパイスこぼれ話・主な使い方や効果、注意点

投稿日:2017年8月6日 更新日: 2017年08月06日

スパイス(香辛料)って結局なんなの?と聞かれることがありますが、そもそも、スパイスやハーブには、分類にきちんとした定義があるわけではありません。

それでも、一般的にはスパイスとはこういうものだという考え方はあります。
ここでは、スパイスの主な使い方や期待できる効果、使用の際の注意点についてお話していきましょう。

スパイスは何のために使うもの?

スパイスは、植物から採取された香りのある部分、根や葉、果実、花、種子などを、そのまま、または乾燥・発酵させ、ホール(固形)状、あるいはパウダー状にして使う調味料のひとつです。

主に、調理の際の香りや辛味付け、魚や肉の臭みけしとして使用されるほか、色を変えるものや防腐効果をもつスパイスもあり、現在スパイスと呼ばれている調味料は、世界に400~500種類存在していると言われています。

スパイスの主な使い方と分類

スパイスの主な使い方は、前出にもあるとおり、調理の補助的な役割です。

その役割を大きく分けると、
『香りづけ(または消臭)』『辛味づけ(甘味づけ)』『色付け』の3種類になります。

★『香りづけ(または消臭)』に使われる代表的なスパイス★
シナモン、カルダモン、スターアニス、バニラなど。

★『辛味づけ(甘味づけ)』に使われる代表的なスパイス★
チリペッパー(カイエンペッパー)、マスタード、ワサビなど。

★『色付け』に使われる代表的なスパイス★
ターメリック、パプリカ、サフランなど。

ほとんどのスパイスが、ひとつの役割だけではなく、いくつかの役割を持っており、それぞれ、独自の作用を持っているため、本来の分類はもっと複雑になります。

例えば、香りづけにしても、バニラのように甘い匂いのスパイスもあれば、ペッパー類のように花を抜ける刺激的な香りを放つものもありますし、辛味スパイスでは、ツンとくるワサビの刺激とマイルドなマスタードの辛さ、チリペッパーの熱い痛みを伴う辛味は、同じ『辛い』刺激でもその実態は全く違うものです。

スパイスを上手に使いこなすためには、各々の特徴をまずは掴むことからはじめましょう。
……とはいっても、なかなか難しいので、最初は無理に意識をせず、いろいろなスパイス料理に挑戦してみてください。

使い続けていると、スパイスと仲良くなって、自然と好みのアレンジができるようになりますよ。

スパイスの効果

スパイスを使うことで得られる効果には以下のようなものがあります。

・食欲を増進させる。
・基礎代謝を高め、身体の抵抗力を向上させる。
・老化を予防する。(アンチエイジング効果)
・胃腸の働きを強くする。消化吸収促進。
・糖分や塩分の摂取量を減らす。
・精神安定作用。(リラックス効果)
・低血圧予防。血流促進効果。冷え性の改善。

すべての効果がひとつのスパイスから得られるわけではありませんが、スパイスを日常的に摂取することで、これらの様々な健康・美容効果が期待できます。

自分が得たい効果があるのなら、その効果を持つスパイスを積極的に料理に使っていきましょう。
例えば管理人は、冬場の冷え性対策に、カルダモン、シナモン、ジンジャーを飲み物に加えていますよ。

スパイスの使用上の注意点

スパイスの一部には、ナツメグなど大量に摂取すると副作用を持つものがあります。
原則として、スパイスは少量ずつを使い、一度に大量摂取しないように注意しましょう。

また、普段は大丈夫でも、体調や薬の飲み合わせによって効果が増減する場合があります。
持病があり、通院中の方、妊娠・授乳中の方、アレルギー疾患がある方は、使用を控えるか、異常を感じたらすぐに、主治医に相談するようにしましょう。

どうしても使用したいスパイスがあるなら、事前に医師や薬剤師に相談しておくと安心です。

 







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