ハーブこぼれ話・主な使い方や効果、注意点

投稿日:2017年8月8日 更新日: 2017年08月10日

ハーブとは、大きな意味でとらえると葉や花、茎に香りを持つ植物の総称ことです。

植物全体をさしているため、樹木、一年草、二年草、多年草、球根に至るまでその種類は多岐にわたり、現在400~500種類あると言われるスパイスに対して、ハーブは1万種類以上あると言われています。

ここでは、ハーブの目的や使い方、得られる効果、使用にあたっての注意点について、順番にお話していきましょう。

ハーブは何のために使うもの?

ハーブは、植物の香りの強い部分、根や葉、果実、花、種子などを、そのまま、あるいは発酵・乾燥させ、ホール(固形)状、あるいは粉状にして利用する点はスパイスと同じですが、そのほとんどが食用であるスパイスに対して、ハーブは食用以外の目的で使われることも多く、その用途は、薬用、クラフト、日用品など多岐にわたっています。

ハーブの主な使い方と分類

ハーブの主な使い方は、『食用』『ハーブティー』『薬用』『美容』『クラフト』の5つです。

★『食用』に使われるハーブ★
パセリ、オレガノ、ターメリック、チャイブ、タラゴンなど。
主に、料理の香りづけや臭みけし、色付けや彩りとして利用される。

★『ハーブティー』に使われるハーブ★
ローズ、ラベンダー、カモミール、レモンバーム、ペパーミント、ローズヒップなど。
純粋に香りを楽しんだり、手軽にハーブの効能を得るためにハーブを煮だして作られる。
生のまま、ハーブティーにする場合と乾燥させたものをハーブティーにする場合がある。

★『薬用』に使われるハーブ★
アロエ、アニス、イブニングプリムローズ、エルダー、セージなど。
食用として薬効を得るほか、すり潰したり抽出したエキスを外用薬として利用する。

★『美容』に使われるハーブ★
カモミール、カレンデュラ、ローズヒップ、ローズマリー、レモングラス、ヤロウなど。
美容目的で食べるほか、石けんや入浴剤、化粧品類に良く配合されている。

★『クラフト』に使われるハーブ★
アンジェリカ、エルダー、コーンフラワー、サフラワー、スイートバイオレット、ローズなど。
見た目の美しさから、ドライフラワーや壁掛けのモチーフとして飾りつけて使う。
ハーブの中には特別な意味を持つものも多く、魔除けやお守りとして玄関に飾られている地域もある。

多くのハーブが、この5つの役割のいくつかを合わせもっており、それぞれに個性があるため、すべてがこのどれかに当てはまるというわけではありません。

ハーブの種類は、ハーブ好きな管理人でさえ、その半分も把握できておらず、未だに、この植物はハーブだったのかと思うほどです。

むしろ最近は、はじめて見る植物などは、これってハーブなのかも?と疑い、愛用のハーブ辞典で検索したり、ネットで調べたりしています。

ちなみに、管理人の持っている大きなハーブ辞典に掲載されているハーブは数百点。
この分厚さでも、全体のハーブの数百分の1しかわからないと思うと、ハーブの種類の多さには、本当に圧倒されてしまいますね。

ハーブの効果

ハーブによってもたらされる効果は非常に多く、すべてを書き出すのは難しいので、ここでは、ハーブの中でも良く見られる効果をいくつか列挙していきたいと思います。

・食欲増進効果。
・基礎代謝の向上。
・老化予防(アンチエイジング効果)
・胃腸強化。消化吸収補助。
・セロトニンを分泌し、精神を安定させる。(リラックス効果)
・血流を促進し、末端冷え性を改善する。
・美白、美肌などの美容効果
・アトピー性皮膚炎や花粉症の改善
・虫刺されや擦り傷の殺菌・消毒・治癒
・解熱・鎮痛。湿布効果。
・利尿作用、デトックス効果

本当に、数え上げるとキリがないほどの薬効・効果の数ですね。

ハーブは、それぞれに独自の効果があり、いろいろなハーブと組み合わせることで、自分の得たい効果だけを集めることが可能です。

つまり、オーダーメイドの薬(美容薬)を自分で作ることができるということ。
自分だけの、自分好みのハーブを作ってみたくなりませんか?

とはいっても、はじめは何がなんだかわからないでしょうから、このサイトやネットの情報、書籍などを参考にして有名なものや作りやすい物から、順番にいろいろなハーブを試していくと良いでしょう。

そうやって試しているうちに、きっと皆さんのオンリーワンのハーブが見つかると思います。

ハーブの使用上の注意点

ハーブの一部には、大量に使用したり、他のものと一緒に摂取すると副作用を起こすものがあります。
基本的には、スパイスと一緒で少量摂取を守り、一度にたくさん使わないようにしましょう。

また、いつもは兵器でも、体調や飲んでいる薬の種類によって効果が変わる場合があります。
持病をお持ちの方、通院中の方、妊娠・授乳中の方、アレルギーをお持ちの方は、使うのをやめるか、異常を感じた場合はすぐに、主治医へ相談するようにしましょう。

どうしても使用してみたいハーブがあるなら、使う前に医師や薬剤師に相談しておくと安心です。

 

 







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