ティートリー/ネロリ

投稿日:2018年5月17日 更新日: 2018年05月17日

ティートリーの特徴

ティートリーは、フトモモ科のハーブで、水蒸気蒸留法を使って精油を抽出します。
揮発速度は、トップノートです。

オーストラリア、ジンバブエを主な原産地とし、葉から、テルピネン-4-オール、γ-テルピネン、1.8-シネオールなどの芳香成分を抽出します。

古い時代から、オーストラリアの先住民であるアボリジニが使っていた万能ハーブです。
ユーカリに似た鋭く強い芳香を放ち、かすかにカンファーの香りします。

名前の由来は、アボリジニが好んでハーブティーにいていたことから、ティートリー(tea tree)、お茶の木という意味で名づけられました。
ツバキ科のチヤの木と混同されやすいですが、全く別の草花です。

ティートリーは、優れた抗炎症効果や殺菌効果をもち、傷の治療や感染症予防ができるため、第二次世界大戦中は外傷薬として使われていました。

ただし、皮膚への刺激が強い精油なので、敏感肌の人や妊娠初期の方は、使用の前に必ずパッチテスト行うように注意しましょう。

 

 

ティートリーの効果と薬効

ティートリーには、リフレッシュ効果、抗うつ、ストレス解消などの効果のほか、呼吸器系疾患、殺菌、抗菌、感染症予防、花粉症、ニキビ、免疫力向上効果などがあります。

ティートリーのおすすめの使い方

朝の目覚め、日中の活動時、掃除、スポーツの際に利用すると良いでしょう。

 

 

 

ネロリの特徴

ネロリは、ミカン科のハーブで、水蒸気蒸留法を使って精油を抽出します。
揮発速度は、ミドルノートです。

イタリア、フランス、モロッコ、チュニジアを主な原産地とし、花から、ネロリドール、リナロール、酢酸リナリル、リモネン、ネロール、ゲラニオールなどの芳香成分を抽出します。

甘く優しい花の香りと爽やかな柑橘系の香りをバランス良く併せ持ったハーブです。
日本では、『ビターオレンジ』の名で広く知られています。

ネロリは、イタリアのネロラ皇妃マリアンヌが好んで身につけていた香りであることから、皇妃の名にちなみネロリの名で呼ばれるようになりました。

ネロリの精油を精製する際にできるフローラルウォーターは、スキンケア水として利用可能で、特に、妊娠線の予防やアンチエイジングに良いとされています。

 

 

ネロリの効果と薬効

ネロリには、リラックス効果、安眠効果、抗うつ効果などのほか、妊娠線予防、アンチエイジング、スキンケア全般に効果があります。

ネロリのおすすめの使い方

フロアフレグランス、入浴剤、スキンケア、入眠時に利用すると良いでしょう。







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