カフェ・デ・オジャとは、スペイン語で『ポットコーヒー』という意味を持ち、陶器で煮だして作る甘いコーヒー飲料のことです。
煮だすのに使う伝統的な陶器の種類や砂糖の産地によって、カフェ・デ・オジャの味が変わると言われています。
伝統的なポットコーヒー用の陶器を日本で見つけることは難しいですが、自宅の手鍋でも十分美味しく作ることは可能です。
主に寒い地域で良く飲まれており、日本でもメキシコ料理店やカフェなど、一部ですが提供しているお店があります。
また、煮だして作るという特性上、まとめてたくさん作ることが多い点も特徴的ですね。
こちらでは、管理人が作ってみたことがあるカフェ・デ・オジャのレシピをご紹介します。
カフェ・デ・オジャの作り方
【材料】3杯分
水 600㏄
粉コーヒー コーヒー用スプーン3杯
シナモン 小さじ4分の1
黒糖 100~120g
シナモンスティック 3~4本(お好みで)
【作り方】
1.水とシナモンと黒糖を鍋に入れて沸騰させ、黒砂糖をしっかり溶かす。
2.砂糖が溶けたら、粉コーヒーを加えて、5~6分煮だす。
3.濾しながらカップに移し、お好みでシナモンスティックを添えたら完成。
黒砂糖の量からわかるように、かなり甘めのコーヒーです。
基本的にミルクやクリーム類は入れず、このまま飲みます。
ドリップした後のコーヒーを使うのではなく、粉の状態のコーヒーを直接鍋で煮だして作る点がポイントです。
シナモンスティックがない時は、カップに移したあと、シナモンパウダーをひとふりすると、香りが立ってより美味しくなります。
シナモンの香りと黒糖の香り、コーヒーの香りのバランスが絶妙に良いです。
黒砂糖とシナモンの効果で、身体の中からポカポカと温まる感じがします。
コーヒーの種類によって濃さや風味が変わるので、はじめて作るときは途中で味見して、煮だす時間を調整してみてくださいね。
管理人は、黒砂糖で作りますが、砂糖の種類は決まっていません。
上白糖やざらめ、シロップやはちみつなどを使う地域もあるようです。
陶器を使わないので、厳密に言うとカフェ・デ・オジャではないかもしれませんが、雰囲気だけでも楽しみたい方は、ぜひ作ってみてくださいね。