バスオイルとは、その名の通り、オイルタイプの入浴剤のことです。
ハーブのバスオイルならば、オイルの保湿効果だけでなく、ハーブ独自香りを楽しんだり、リラックス効果や美肌などの薬効を得ることができます。
ハーブのバスオイルは、市販のものも多く販売されていますが、自分で手作りすれば、その時の気分や体調によって好きなバスオイルを使えるため、コストパフォーマンス面だけでなく、より良い効果を得ると言う点でもおすすめです。
ここでは、だれにでも簡単に作ることができるバスオイルの基本の作り方と、薬効別におすすめのバスオイルレシピをご紹介していこうと思います。
バスオイルのメリットと期待できる効果
『安全に精油を使える』
バスオイルのメリットのひとつは、安全にハーブの精油をお風呂で使えるという点です。
たまに、ハーブの精油を直接湯船にたらす人がいますが、精油は脂溶性のため、湯船のお湯に溶けることができず、刺激の強い精油が直接肌に触れてしまう恐れがあります。
健康や美肌のために入れた精油が健康を害してしまっては意味がありませんよね。
そこで、肌に悪い影響のないオイルで精油を薄めて作るのがバスオイルです。
濃度が薄くなっていれば、肌に負担をかけることなく、ハーブのメリットだけを享受することができます。
『パウダータイプより保湿力が高い』
次に、バスオイルは、パウダータイプの入浴剤よりも保湿能力が高いというメリットがあります。
ただし、低品質のオイルを使うとかえって肌に悪影響を与えてしまう恐れがあるので、
キャリアオイルは天然素材の安全なものを選びましょう。
『ハーブ(精油)の効能を得られる』
ハーブオイル(精油)には、使われているハーブごとに効能があり、
リラグゼーション効果や美肌効果、アンチエイジング効果など嬉しい作用が多く、
バスオイルにすることで毎日手軽にハーブの恩恵を受けられます。
香りだけの効能がない低品質な精油もあるので、合成香料のものは避け、
きちんとした植物由来の精油を選びましょう。
基本のハーブバスオイルの作り方
【基本のバスオイルの作り方】
【材料】10回分
キャリアオイル 100ml(ホホバオイル、グレープシードオイル、オリーブオイルなど)
お好みの精油 10~20滴
【作り方】
1.キャリアオイルと精油を良く混ぜて保存容器に入れる。冷暗所で保管すること。
マッサージや化粧品として利用するわけではないですし、ある程度、湯船で希釈され薄くなるので精油を濃くしすぎなければ安全です。(溶けることはありません)
精油の量は、お肌の調子や体質に合わせて、最初は少ない量からお試しください。
作ったバスオイルは、清潔な保存瓶に入れておけば半年ほど保存ができます。
バスオイルの効能別レシピ(ブレンド例)
精油は一種類でも構いませんが、せっかくならいろいろな精油をブレンドしてみましょう。
ここでは、管理人が良く使う効能別のハーブオイルブレンドレシピをご紹介します。
※前出の基本レシピに合わせた10回分の精油レシピです。
【偏頭痛や肩こりの緩和】
ラベンダー3~4滴 ペパーミント4~5滴 ローズマリー3~4滴
身体の緊張状態をゆるめ、偏頭痛の症状を緩和し心身をリラックスさせてくれます。
【冷え性の改善】
ジンジャー5~6滴 ローズマリー5~6滴
ジンジャーとローズマリーの血行促進効果で体がぽかぽか温まります。
【花粉症の改善】
カモミール5~6滴 ローズヒップ5~6滴
抗アレルギー作用のあるふたつのハーブの効果で花粉症の症状を緩和します。
【気分転換・リフレッシュ】
ローズ 5~6滴 ラベンダー3~4滴 ローズマリー2~3滴
憂鬱な気分を振り払ってくれる癒し効果のある香りのトリプルブレンドです。
みなさんも、バスオイルの効果で身体を癒し、毎日の活力を補ってくださいね。