ザーターは、北アメリカおよび中東で良く使われる混合スパイスです。
ザーターの特徴
日本のふりかけのような見た目をしたいるザーターは、トルコやレバノン、ヨルダンでは家庭に常備されているお馴染みの混合スパイスです。
使用するスパイスが、セサミ(白ごま)、タイム、スーマックの3種類がまず決まっており、そこに、他のスパイスやナッツ類を足すなど、家庭ごとにいろいろなアレンジがあります。
代表的な食べ方は、オリーブオイルと混ぜてピタ(丸い薄いパン)につけたり、ピザ生地にザーターをかけて焼き上げた『マネーシュ』などが有名です。
このほかにも、パスタや焼き魚、サラダのトッピングなどに良く使われています。
ザーターの作り方
ザーターの材料のうち、スーマックが日本ではなかなか手に入りません。
そこで、ここでは本来のザーターのレシピと似た味の簡易ザーターをご紹介します。
【本格的な基本のザーター】
【材料】
セサミ(煎りゴマ) 50g
スーマックパウダー 25g
タイムパウダー 25g
【作り方】
1.すべての材料を混ぜ合わせたら完成。密封容器で保存する。
【簡易版の日本ザーター】
【材料】
セサミ(煎りゴマ) 40g
ピーナッツダイス 10g(自分で砕いても)
タイムパウダー 25g
オレガノ 15g
ゆかり 10g(赤紫蘇のふりかけ)
【作り方】
1.すべての材料を混ぜ合わせたら完成。密封容器で保存する。
※生のセサミを使う場合は、フライパンで乾煎りしてください。
スーマックは、酸味と赤い色が特徴のスパイスで日本の赤紫蘇に良く似ています。
ただし、スーマックよりも酸味と香りが強いので、使用料は控えめです。
こちらは、管理人の好みでオレガノとピーナッツダイスを足してあります。
ザーターのレシピ(使い方)
【ししゃものザーター焼き】
【材料】
ししゃも 10~12匹
ザーター 適量
★小麦粉 大さじ2
★卵 1個
【作り方】
1.★の調味料をしっかりと混ぜ合わせる。
2.1にししゃもをくぐらせたら、ザーターを両面にまぶして中火で焼く。
3.焼き色がつけば完成。焦げやすいので注意すること。
少し苦みと酸味があり、フルーティなザーターの香りはししゃもと良く合います。
簡易版で作る場合は、ゆかりに塩気があるので下味の必要はありません。
ちなみに管理人は、スーマックを入手できたことがまだないのですが、ザーター自体はトルコ料理店で食べたことがあります。
サラダにかけてあったのですが、少し酸っぱくてフルーティな香りがとても良い感じのスパイスでした。
簡易版ではなくて、本物のザーターを作りたいのですが、なかなかスーマックを通販で見つけられません。
誰か現地に行って買ってきてくれないかしら……。