ハラペーニョは、メキシコ原産のナス科多年草です。
生のまま、または、乾燥させたものをスパイスとして使用します。
ハラペーニョの特徴
ハラペーニョは、グリーンチリの愛称で親しまれている青唐辛子の仲間です。
発祥地であるメキシコ南東部の都市、ハラパがその名前の由来となっています。
唐辛子の中ではマイルドな辛さと独特の風味を持っており、生のまま食べられる品種です。
ハラペーニョを乾燥させて燻製にした『チポトレ』という保存食もあります。
アメリカ全土で愛されているスパイスであり、メキシコと隣接しているテキサス州では、
ハラペーニョ・フェスティバルというお祭りが毎年開催されています。
ハラペーニョの効果と薬効
食欲増進効果や発汗促進効果があるため、熱い地域で特に好んで食べられています。
最近では、ハラペーニョの脂肪分解作用が注目され、ダイエットにも良いと話題です。
ハラペーニョの使い方・代表的な料理
メキシコ料理やテクス・メクス料理(メキシコ風のアメリカ料理)に欠かせない辛味スパイスです。
代表的な利用方法としては、ハラペーニョと野菜のピクルス『ハラペーニョ・エスカペーチェ』や、ハラペーニョを使って作るグリーンチリソースなどがあります。
また、アメリカの酒場の定番メニューであるハラペーニョホッパーは、ハラペーニョの中にチーズを詰め込んで揚げたものです。
ハラペーニョを使ったおすすめレシピ
【ハラペーニョのサルサソース】
【材料】
トマト 1個
ハラペーニョ 1個
タマネギ 4分の1個
ニンニク 1片
★オリーブオイル 大さじ1
★レモン汁 大さじ1
★トマトケチャップ 大さじ1~2
塩コショウ 適量
【作り方】
1.トマトは湯むきし、ハラペーニョは種を取り除いて、すべての材料を小さく刻む。
2.★の調味料と1をしっかりと混ぜ合わせ、塩コショウで味を調えたら完成。
赤と緑が鮮やかなハラペーニョサルサです。爽やかな辛さがタコスミートに良く合います。
チキンやサーモンのグリルにかけて食べても美味しいソースです。
ハラペーニョの辛味と味が苦手な方は、トマトケチャップの量で辛味と風味を調整してください。
オレガノやバジルなどの香りの良いスパイスを足すと、更に風味が良くなるのでおすすめです。
なめらかなサルサソースにする場合は、ミキサーで撹拌すると綺麗なソースに仕上がります。
ハラペーニョピクルスなどの酢漬けを使用する場合は、レモン汁の量を加減してみてください。