北アフリカおよびインドが原産のセリ科の一年草です。
アジョワンの種子を乾燥させたものをスパイスとして使用。
ワイルドセロリシードと呼ばれることもあります。
アジョワンの特徴
アジョワンの種は、砕くことで芳香が増す性質があります。
その砕いた香りはタイムに似た爽やかな芳香ですが、タイムよりも苦く、辛味も強い点が特徴的です。
インドの家庭では、タイムよりもアジョワンのほうが人気だと言われています。
アジョワンの効果や薬効
アジョワンは、消化不良や二日酔いに良いとして、インドの伝統医学アーユルヴェーダでは有名な薬です。
具体的には、一晩アジョワンを水に浸したものを、二日酔いや食当たりの際にアジョワン水として飲みます。
アジョワンに含まれているチモールという成分に、とても強い殺菌効果と防腐効果があるため、食当たりや二日酔いに良く効くのだと考えられます。
また、アジョワンの種子から取り出した精油にも、防腐・殺菌効果があり、
こちらは、食用ではなく、歯磨き粉や防腐剤として使用されています。
アジョワンの使い方・代表的な料理
アジョワンのピリッとした刺激と程よい苦みは、インド料理全般と相性が良いです。
インドカレーの基本スパイスとしてはもちろんのこと、ドレッシングにスパイシーさを足したり、ナンやチャパティ、パンに練りこんで使います。
インドの混合スパイスであるチャットマサラに使うのもおすすめです。
アジョワンを使ったおすすめレシピ
【アジョワンと紅茶のインド風クッキー】
【材料】15~20枚
薄力粉 60g
砂糖 20g
バター 30g
紅茶葉 小さじ1
アジョワン 小さじ1
1.バターをレンジ500W20秒かけて溶かし、砂糖と良く混ぜる。
2.薄力粉、紅茶葉、アジョワンを1と混ぜあわせ、まとめたら棒状にしてラップに包み冷凍庫で30分冷やす。
3.2が固まったら、1~1.5㎝程度にカットし、170度に予熱したオーブンで15~18分焼く。
4.焼けたら冷まして出来上がり。崩れやすいので冷えるまで触らないこと!
管理人は、基本アールグレイの茶葉で作っていますが、セイロンや緑茶バージョンも美味しかったです。
アジョワンを増やしすぎると、苦みが強くなるので砂糖も増やしましょう。
全粒粉や黒砂糖に変えて作ると、風味が増してまた違った良さを味わえますよ。