フィーバーフューは、西アジア、バルカン半島を原産地とするキク科の多年草です。
葉や花、茎を乾燥させたものをハーブとして利用します。
フィーバーフューの特徴
フィーバーフューは、発熱という意味の英語『フィーバー』がその名の由来で、日本では、夏に咲く白い小さな花にちなんで『ナツシロギク(夏白菊)』と呼ばれています。
古代ギリシャ時代から、フィーバーフューは万能薬として活躍しており、パルテノン神殿から転落したものの命を救った花という言い伝えもあるほどです。
フィーバーフューはデイジーに似た花を咲かせ、爽やかな香りとやや苦みがあります。
フィーバーフューの効果と薬効
天然のアスピリンと呼ばれるほど、解熱・鎮痛効果の高いフィーバーフューは、偏頭痛にも良く効くため、頭痛持ちの人に愛好されており、最近では、抗炎症作用のほか、育毛効果や脱毛予防効果も注目されています。
フィーバーフューの使い方
頭が痛い時や気分がすぐれないときに飲むハーブティーとして利用されることが多く、フィーバーフューのエキスは、育毛剤やヘアケア用品にも配合されています。
また、可憐な白い花を咲かせるので、観賞用や飾りとしても人気です。
フィーバーフューの育て方
育てやすさ ★★★★★☆
種まき 10月上旬~11月下旬
開花 6月上旬~7月下旬
収穫 4月上旬~10月下旬
・株の間を十分にあけて植える。
・高温多湿を避けて、乾燥気味の土で育てる。
・日当たりが良く、水はけの良い場所が良い。
フィーバーフューのレシピ(利用方法)
【フィーバーフューのハニージンジャーレモンティー】
【材料】
フィーバーフュー 小さじ半分弱
レモン汁 小さじ2
しょうが 小さじ半分(乾燥ショウガなら小さじ4分の1)
はちみつ 小さじ1
熱湯 200ml
【作り方】
1.フィーバーフューに熱湯を注ぎ、5分ほど蒸らす。
2.茶こしなどで漉した1に、すりおろしたショウガとレモン汁、はちみつを入れて軽く混ぜたら完成。
少し苦みのあるフィーバーフューに、レモンとハチミツとショウガ(ジンジャー)を足すと、解熱・鎮痛効果のほかにも、風邪ひきの時にとりたいビタミンCや身体を温める効果が得られます。
フィーバーフューとショウガはどちらも苦みがあるので、気になる場合はハチミツを増やしてください。
冬場、冷え性がひどく、偏頭痛がひどい時などに、このハーブティーを飲むと痛みと冷えが和らいですっと楽になりますよ。
ただし、赤ちゃんへの影響があるかもしれないので、妊娠中の飲用は控えるようにしてくださいね。