タンジー(ヨモギギク)は、ヨーロッパを原産地とするキク科の多年草です。
主に全草をハーブとして利用します。
タンジー(ヨモギギク)の特徴
タンジー(ヨモギギク)は、高さ100㎝~150㎝ほどに成長し、切れ込みの深い羽状複葉で鋸歯がある葉をもち、長く直立して伸びた茎の先に、黄色で筒状の頭花を咲かせます。
花の時期が終わると、茎の部分は枯れ、冬至芽の状態で越冬するハーブです。
全草にカンファー(樟脳)に似た強い芳香を持ちます。
また、日本では、タンジーの変種にあたる『エゾヨモギギク』が北海道に自生しています。
西洋では、昔から虫よけ植物としてキッチン周りに植えられていました。
以前は、子宮に無理やり出血を起こさせる効果から精油を堕胎薬として使っていたという記録もありますが、現在は毒性の強さが問題となり、精油は作られず、クラフトなど特定の利用方法にしか使用されていません。
タンジー(ヨモギギク)の効果と薬効
毒性が強く食用には向かないが、虫よけ効果があります。
タンジー(ヨモギギク)の使い方
虫よけ効果を期待して、花壇の寄せ植えに使うほか、ポプリなどのクラフトに使います。
タンジー(ヨモギギク)の育て方
育てやすさ ★★★★☆☆
種まき 3月上旬~5月下旬
開花 7月上旬~9月上旬
収穫 7月上旬~8月下旬
・水はけが良く、半日陰の場所にうえる
・夏に乾燥が続くときは水やりをすること
・地下茎が広がって大きくなるので数年に一度株分けをする
タンジー(ヨモギギク)のレシピ(利用方法)
【タンジー(ヨモギギク)のポプリ】
【材料】
タンジー(ヨモギギク)の花や葉 適量
布袋 必要な数
【作り方】
1.元気の良いうちにタンジー(ヨモギギク)の花と葉を摘み取り、日陰で乾燥させる。
2.2~4週間程度乾燥させたら、布袋にいれて完成。
タンジー(ヨモギギク)には、虫よけ効果があるので玄関やタンスに入れておくと良いでしょう。
香りの系統も似ているので、カンファー(樟脳)と混ぜて使っても良いですね。
昔は、花や若葉を食べたりもしていたらしいですが、毒性がとても強いので絶対に食べないようにしてください。
庭や花壇に植えてあるのをチラホラ見かけますが、ギザギザの葉がすごく特徴的な花です。
葉っぱがヨモギみたいだから、和名がヨモギギクなのでしょうか??
いろいろ調べてみたのですが、詳しく載っている文献はありませんでした。ちょっと気になりますね。
植物園などに行った際に覚えていたら調べてみようと思います。(最近、物忘れが激しいので)
どなたか詳細を知っている方がいらっしゃるなら、ぜひ教えてくださいね。