トウキ<Angelica acutiloba>

投稿日:2018年4月27日 更新日: 2018年04月27日

トウキは、日本を原産地とするセリ科の多年草です。
主に、葉や根をハーブとして利用します。

 

トウキの特徴

トウキは、高さ20~80㎝ほどに成長し、紅紫褐色を帯びた茎は下部から良く枝分かれして、深く切れ込みの入った葉は、もみじのように折り重なります。
葉や茎をこすることで独特の芳香を放ち、その香りはセロリに似た強い香りです。

花は、白色の小花がたくさん集まって傘状花になり、花茎の先に花を咲かせます。

江戸時代に、全国の藩で成約材料として栽培が推奨されたことから広く分布し、その中でも奈良の『大和当帰』と『大深当帰』が優れた品種だと重宝されていました。
現在は、どちらも絶滅状態となっており、一般的に生産されるトウキとホッカイトウキが主に栽培されています。

中国漢方においてのトウキは、『カラトウキ』と呼ばれる品種です。
日本で使用および栽培されるトウキとは、見た目や成分、芳香が少しずつ違います。

トウキの効果と薬効

当帰には、血液循環、女性特有疾患、浄血、強壮作用などの効果があります。

トウキの使い方

生薬のトウキとして、血液循環促進薬に使われるほか、葉を乾燥させたものをハーブティーや入浴剤にして利用します。

トウキの育て方

育てやすさ ★★☆☆☆☆
植え付け  3月上旬~4月下旬
開花    7月上旬~9月下旬
収穫    9月下旬~10月下旬

・半日陰で湿った土を好む
・夏場は弱らないように、こまめに水やりをする
・堆肥をやり、水はけを良くすること

トウキのレシピ(利用方法)
【トウキの入浴剤】

【材料】
重曹または天然塩   大さじ1
トウキの乾燥葉    10~15g
ガーゼ袋やお茶パック 1袋

【作り方】
1.トウキの乾燥葉と重曹または天然塩を、ガーゼ袋につめてお風呂に浮かべる。

2.少量の水で煮出してから、茶こしで濾してお風呂に入れてもよい。

クセの強い香りがするので、苦手な方は他のハーブと混ぜて使うと良いでしょう。
トウキの葉の血液循環効果で、ぽかぽかと内側から身体が良く温まりますよ。
お風呂から出た後も、長く保温効果が続くので冷え性の人に特におすすめです。

女性の生理トラブルにも良く効き、生理前後にハーブティーとして飲用するとPMSなどの症状が軽くなります。
市販で乾燥葉を購入する際には、生薬や漢方薬として探したほうが見つかりやすいです。

自宅で栽培した場合は、花の時期が終わった後に根や葉を収穫して日陰で乾燥させましょう。
日本ではなじみ深いハーブですし、興味があればぜひ一度トウキをお試しくださいね。







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