カフィアライム<Kaffir Lime>

投稿日:2017年5月20日 更新日: 2017年05月28日

カフィアライムは、東南アジアを原産地とするミカン科の常緑低木です。
葉や果実をそのまま、または、乾燥させて使用します。

乾燥カフィア ライム リーフ[Dried Kaffir Lime Leaves]

 

カフィアライムの特徴

カフィアライムは、東南アジア系の柑橘類で、タイでは『バイマックルー』と呼ばれており、表面の皮がぼこぼことしていることから、日本では『こぶみかん』として親しまれています。

2枚の葉がつながったような独特な形状の葉を持ち、さわやかで清々しい香りのハーブです。
ただし、果肉部分は非常に苦みが強く、生食に向かない性質があります。

カフィアライムの効果と効能

果皮と果肉に多く含まれる精油成分リモネンには、ふけの発生をおさえ、かゆみを緩和し、抜け毛を抑えるなど、毛髪に良いとされる多くの効果があります。

また、カフィアライムの葉を料理などに利用することで、消化促進作用や抗がん作用、血行促進作用なども得られるとされています。

カフィアライムの使い方

カフィアライムの果肉は生食できませんが、葉をなまのまま、または、乾燥させたものを、
カレーやスープなどに使ったり、細かく刻んだものをてんぷらにしたり、
相性の良いガランガルやレモングラスと一緒に料理の香りづけに使われたりします。

また、頭皮に良い成分が多いため、精油はヘアケア用品に多く利用されており、
昔から、インドネシアやタイでは、カフィアライムで頭皮マッサージをする習慣があります。

カフィアライムの育て方

育てやすさ ★★☆☆☆☆
種まき   4月上旬~5月下旬
開花    6月上旬~7月下旬
収穫    5月上旬~10月下旬

・日本では、南のほうの暖かい地域で育てられる。
・乾燥や雪、霜に弱いので冬場は特に注意する。

カフィアライムのレシピ(利用方法)
【トートマンプラー(こぶみかん(カフィアライム)入りさつま揚げ)】

【材料】
白身魚のすり身  400~500g
たまご      1個
インゲン     カップ半分程度(グリーンピース可)
片栗粉      大さじ1弱
ナンプラー    小さじ1
こぶみかんの葉  2枚
バジルの葉    2~3枚★チリペッパー     小さじ4分の1
★コリアンダー     小さじ半分
★ショウガ(ガランガル) 小さじ半分
★ニンニク       1片

塩コショウ 適量
チリソース お好みで

【作り方】

1.こぶミカンの葉とバジルの葉を細かく刻む。いんげんは小さく切る。ショウガとにんにくをすりおろす。

2.塩コショウ以外の材料をボウルなどに入れてよく混ぜる。最後に好みで塩コショウをふる。

3.手に水をつけて、2を好みの大きさに成型し、油でこんがりと揚げる。

4.揚げている時は膨らみますが、とりだすとしぼみます。チリソースなどをお好みでかけて食べましょう。

こぶみかんの葉を使ったアジアン系さつまあげのレシピです。
中に刻み込むハーブの種類は、地域によって、バジルだけだったり、こぶみかんだけだったりします。

少し辛めなので、辛いのが嫌いな方はチリペッパーを減らすか抜くと甘くて食べやすいです。

★の調味料は、管理人の好みの配合です。レッドカレーペーストがあれば、小さじ1で代用できます。
お好みでココナッツパウダーを入れ香りを足したり、
パプリカで色付けするなど、色々なアレンジを楽しんでみてくださいね。







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