コーンフラワーは、ヨーロッパ南東部を原産地とするキク科の一年草です。
葉や花を生のまま、または、乾燥させて利用します。
コーンフラワーの特徴
コーンフラワーは、香りや味がほとんどありませんが、美しい青い花がとてもあざやかなハーブです。
トウモロコシ畑でも元気に育つ生命力の高さがその名の由来であり、矢車のような形の綺麗な青い花を咲かせることから、日本では『ヤグルギク』と呼ばれ、ドイツの国花としても採用されています。
古代エジプトでは、悪魔除けや薬用として使われており、ツタンカーメン王の墓から出土したコーンフラワーの花は、3000年以上経っていたにも関わらず、まったく花の色があせていなかったそうです。
コーンフラワーの花の美しさは、18世紀のフランス王妃マリーアントワネットが愛したとされ、彼女がデザインした洋食器も存在しています。
コーンフラワーの効果と薬効
コーンフラワーには、抗炎症作用や滋養強壮作用があることから、風邪に効くとされており、眼精疲労の改善にも効果があるとされています。
コーンフラワーの使い方
味や香りはないものの、綺麗な青いハーブティーとなるので、他のハーブ類とブレンドしたものが好んで飲まれています。
また、乾燥させても色あせないため、ドライフラワーや料理の彩として使われるほか、綺麗な青い色を利用して、青い染料の原料として使われています。
コーンフラワーの育て方
育てやすさ ★★★★★☆
種まき 9月上旬~10月下旬
開花 5月上旬~7月下旬
収穫 3月上旬~7月中旬
・茎が伸びすぎてしまうので、肥料などの栄養を与えすぎないこと。
・湿気を嫌うため、風通しの良い場所で育てる。
コーンフラワーのレシピ(利用方法)
【コーンフラワーのアイマスク】
【材料】
コーンフラワー 小さじ半分(乾燥花)
熱湯 100ml
コットン2枚
【作り方】
1.コーンフラワーに熱湯を注ぎ、4~5分蒸らす。
2.色がきれいに出たらコーンフラワーの花を漉して、良く冷ます。
3.コットンを2の液に浸して、10分ほど目の上に置きアイマスクする。
アイマスク後はそのままでも大丈夫ですが、気になるなら洗顔してください。
眼精疲労や花粉症などの目のトラブルに良いとされるコーンフラワーのアイマスクです。
コーンフラワーの花は、日本でも植えやすく、見た目も華やかなのが良いですよね。
自分で作るのは難しいですが、コーンフラワー配合の目薬も通販などで販売されています。
蒸留水を使って、水出しもできます。その際は、1~2時間おいてからアイマスクしてくださいね。