クコ<chinese wolfberry>

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クコは、東アジア原産のナス科の落葉低木です。
葉、果実、根皮をハーブとして利用します。

【有機JAS】クコの実 ORGANIC GOJIBERRY (オーガニック ゴジベリー)85g

 

クコの特徴

クコの木は、高さ2メートルほどで、細くしなやかな枝が枝分かれしながら伸び、夏になると淡い紫色の花を咲かせ、濃い赤橙色の楕円形の果実が実る落葉低木です。

野生種は海岸や土手、河原やあぜ道など、湿り気のある砂地を好み、羽虫の幼虫や寄生虫、ダニなどの被害にあっても、枯れることなく成長する強さがあります。

長野県では、クコの葉を入浴剤として使う変わった風習があるそうです。

クコは薬用・食用どちらも人気があるため、北アメリカにも移植され、『ウルフベリー』や『ゴジベリー』の別名で親しまれています。

クコの効果と薬効

クコには、血圧低下、抗脂肪肝作用、精神力向上、抗炎症効果、解熱効果などがあります。

クコの使い方

クコの果実はそのまま生食するほか、乾燥させてドライフルーツにしたり、お酒に漬け込んで果実酒にして楽しむことができます。
柔らかい若葉をてんぷらやお浸しにしても美味しいです。

クコは、果実、根皮、葉がそれぞれ生薬として利用されており、果実が枸杞子(くこし)、根皮が地骨皮(じこっぴ)、葉が枸杞葉(くこよう)のことです。

クコの育て方

育てやすさ ★★★★☆☆
種まき   10月上旬~11月下旬
開花    8月上旬~9月下旬
収穫    10月(葉は春ごろに新芽をつむ)

・陽当たり良好で水はけの良い場所を好む。
・雨が少なく乾燥する日が続いたら水やりをする。
・剪定の際は、枝ぶりの良いものを残す。(実を充実させるため)

クコのレシピ(利用方法)
【クコの実入り薬膳デザート】

【材料】2人分
なつめ  4個
桃    1個(缶詰めなら2かけ)
クコの実 10~12粒
水    400ml
砂糖   大さじ2~3

その他の食材 お好みで(白きくらげ、ライチ、アンズなど)

【作り方】
1.鍋に水400mlを沸かし、沸騰したら弱火にして、なつめ、桃、砂糖を加え5~10分煮込む。

2.粗熱をとった2を冷蔵庫でしっかり冷やし、器に盛り付け、最後にクコの実を散らしたら完成。

美容と健康に良い薬膳フルーツを使って作る甘~いデザートです。
基本的には冷やして食べるものですが、待ちきれず管理人は熱いまま食べることもあります。

お好みで白キクラゲを入れると、食間がコリコリしていて楽しいです。
白キクラゲは、事前に30分ほど水に浸し、1~2回水替えしながら戻しておきましょう。

クコの実の小さいながら、存在感のある香りと独特の風味には毎度感心させられます。

真っ赤な色がとてもきれいなので、彩り要員としても非常に優秀なだけでなく、栄養価も高くて体に良い、クコは言うことなしの万能フルーツではないでしょうか。

管理人は、主にドライフルーツのクコの実しか利用したことがなく、身近になっている木があるものの、生の実や若葉を食べたことがありません。

生の実の味や若葉の味がとても気になるので、そのうち野生のクコを収穫してこようと思います。
その時は、レシピと感想を共に、別記事にして詳しくレポートしたいですね。







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