キャットニップは、西アジアを原産とするシソ科の多年草です。
葉や花、茎を生のまま、または、乾燥させて使用します。
キャットニップの特徴
キャットニップは、爽やかで清々しい香りをもつミントの一種で、古代ローマ時代から、薬草として盛んに栽培されているギザギザの三枚葉が特徴的なハーブです。
その名前は『猫が噛むもの』を意味しており、これは猫がこの草を食べたり、寝転んで体をこすりつけたりする習慣があることから、この名がつけられたと言われています。
キャットニップの効果と薬効
キャットニップの葉と花には、ビタミンCが豊富に含まれており、疲労回復や美肌のほか、リラックス効果があるため、不眠症に効果があるとされています。
また、解熱鎮静効果と発汗作用があり、体温を上昇させる成分がないため、風邪や発熱時に飲むと良いハーブとして人気です。
キャットニップの使い方
キャットニップは、同種のミントのようにハーブティーに使われたり、乾燥させたものを入浴剤として利用することが多いです。
キャットニップの株はとても大きく育つので、たくさん茂った花や葉を乾燥させてポプリにし、布で作ったボールなどに仕込むと、猫が喜んで寄ってくる遊び道具が作れます。
キャットニップの育て方
育てやすさ ★★★☆☆☆
種まき 4月上旬~5月下旬、9月上旬~10月下旬
開花 6月上旬~8月下旬
収穫 4月上旬~9月中旬
・土が豊かで、日当たりと水はけが良い場所で育てる
・成長期の間は、こまめに水やりをすること。
キャットニップのレシピ(利用方法)
【キャットニップで作る猫のおもちゃ】
【材料】
キャットニップ 1~2本
いらない手袋や靴下 1つ
わた 適量
【作り方】
1.キャットニップを水できれいに洗い、1~2週間天日干しにする。
2.いらない手袋や靴下に綿と乾燥させた1を詰めて、口を縫い付ける。
3.猫に与えると喜びますが、与えすぎに注意してください。
猫ちゃんが喜んで寄ってくるキャットニップを使った猫用おもちゃです。
噛みついたり、体を擦り付けてくるので、自宅用ならいらなくなった手袋や靴下で十分だと思います。
プレゼント用なら、可愛い布で作るといいですね。棒状に作ると使いやすいです。
キャットニップを乾燥させるときは、地面に置いておくと猫が乗ってきて乾かせません。
野良猫も呼んでしまうので、洗濯ネットや乾燥用ネットに入れてから、吊り下げておくと良いでしょう。
余ったキャットニップは、ぜひハーブティーにして飲んでくださいね。