アマチャヅルは、東南アジアから日本全土に生育するウリ科つる性の落葉多年草です。
葉を乾燥させたものをハーブとして利用します。
アマチャヅルの特徴
アマチャヅルは、つるの長さが5メートルまで伸びる雌雄異株のハーブです。
その名の通り、アマチャヅルを煎じたお茶は甘く、昔から日本でも良く飲まれてきました。
つる性の茎から伸びる巻きひげを他の植物に絡ませながら成長し、夏には淡い緑色の小さな花を咲かせ、果実は熟すと緑から黒にかわっていきます。
アマチャヅルの効果と薬効
アマチャヅルは、アンチエイジング効果、滋養強壮作用、咳止め効果、リラックス効果などがあります。
アマチャヅルの使い方
アマチャヅルは、健康効果の高さと甘くて飲みやすい味がうけて一時期ブームとなり、色々なドラッグストアでアマチャヅル茶が売られていました。
最近では落ち着きましたが、今でも健康食品コーナーに行くとアマチャヅルの茶葉が販売されています。
アマチャヅルの育て方
育てやすさ ★★☆☆☆☆
種まき 9月上旬~10月下旬
開花 8月上旬~9月下旬
収穫 5月上旬~11月下旬
・土が乾かないように気を付ける。
・夏場は直射日光を避け、支柱をたてて育てる。
アマチャヅルのレシピ(利用方法)
【アマチャヅルの薬効を得るための煎じ方】
【材料】5回分
アマチャヅルの乾燥葉 10g
水 1リットル
【作り方】
1.水にアマチャヅルを入れ沸騰させ、弱火で30分ほど煮詰めたら完成。
アマチャヅルの薬効を得たいなら、お茶にして飲むよりも煎じたほうがより効果が高まります。
お茶にして飲むのなら、煮込まずに熱湯で10分ほど蒸らすだけで構いません。
管理人は、一度だけアマチャヅルの乾燥葉を手に入れたことがあり、煎じ茶をしばらく飲んでいましたが、草の良い香りがしてほんのり甘く美味しかったです。
どうしても飲みにくい場合は、薄めたり他の香りの良いハーブをブレンドしても良いと思います。
薬膳を意識するなら、ナツメやキンカン、はちみつや黒砂糖などを足しても良いですね。
アマチャヅルには健康や美容効果のほか、咳止め効果もあるので、冬場乾燥のひどい時に飲むとのど枯れせずにすみますよ。
市販の煎じやすいアマチャヅルの茶葉も売ってあるので、興味のある方はぜひお試しくださいね。