アグリモニー<agrimony>

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アグリモニーは、ヨーロッパ、西アジア、北アフリカに分布するバラ科の多年草です。
葉を生のまま、または、抽出液をハーブとして利用します。

コルテ PHIエッセンス クラシックエッセンス アグリモニー

アグリモニーの特徴

日当たりの良い土手や道端で良く見かけるアグリモニーは、高さ1メートルほどに成長し、大きな株になると10本ほどの花茎が立ち上がります。
がくのかぎ状の毛が果実にあたり、服などにつくため、なるべく近寄らないようにしている人も多いのではないでしょうか。

赤みを帯びた茎には粗い毛が生えて、小さな葉は柔らかく裏面は白っぽい気が生えており、成長した葉は、葉脈がはっきりと見える鋸歯状に尖っていて、先細りの花序には小さい五枚花びらの黄色い花をさかせます。

アグリモニーの効果と薬効

アグリモニーには、止血作用や抗炎症作用、消化促進、滋養強壮、利尿作用、収れん効果、胆汁の分泌促進作用などがあります。

アグリモニーの使い方

アグリモニーの黄色い花からは、はちみつに似た甘い香りがするため、以前はハチミツ酒の香りづけ用に使われていました。
新芽は、健康増進のためハーブティーとして飲まれるほか、肌荒れにも良く効き、収れん効果があるので化粧水にも抽出液が使われています。

アグリモニーの育て方

育てやすさ ★★★★★☆
種まき   5月中旬~6月下旬
開花    6月上旬~9月下旬
収穫    5月上旬~9月下旬

・日当たりが良い場所を好むが日陰でも良く育つ
・やや乾燥気味に管理すること
・他の植物と一緒に植えない

アグリモニーのレシピ(利用方法)
【アグリモニーの天ぷら】

【材料】
アグリモニーの新芽 10枚程度
☆小麦粉      大さじ1
☆片栗粉      大さじ1

★小麦粉      大さじ2
★片栗粉      大さじ1
★冷水       50㏄
★マヨネーズ    小さじ1

【作り方】
1.アグリモニーの新芽を良く洗い、余分な水分をキッチンペーパーなどでふき取る。

2.☆の材料を混ぜた粉をアグリモニーに満遍なくまぶす。

3.★の調味料を合わせた衣に、2をくぐらせて180度の油で揚げたら完成。

 

ほのかに甘い香りがするアグリモニーの天ぷらです。
てんつゆで食べてもいいですが、管理人は香りが楽しめる塩をおすすめします。

葉もの系の薄い天ぷらは、一度粉をまぶしてから薄い衣にくぐらせるとしっかりと揚がります。
この揚げ方は、山菜など他の植物系食材のてんぷら全般におすすめです。

マヨネーズは、ほんの少し入れておくと衣の水分が蒸発しやすくなり、仕上がりがカラリとなります。
よほど入れすぎない限り、マヨネーズ味の天ぷらにはならないので、安心して使ってみてくださいね。

 







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