ロシアンティーは、紅茶にジャムを入れて飲むものだと思っている人が多いですが、実は、正式なロシアンティーは、ジャムを紅茶に入れて飲むものではありません。
濃い目の紅茶のお供として、カップ横にジャムが添えられており、それをスプーンで舐めながら紅茶を楽しむ、それが本当のロシアンティーの飲み方なんです。
管理人も例にもれず、ロシアンティーを勘違いしており、紅茶にジャムいれて飲んでも薄くて美味しくないとロシアンティーを長らく敬遠していました。
最近、やっと正しい飲み方を知り、ブランデーを足すなどのアレンジも覚え、冬場のティータイムの楽しみのひとつになっています。
ここでは、ロシアンティーに良く合うハーブバレーニエ(ハーブジャム)のレシピと、正しいロシアンティーの淹れ方と飲み方をご紹介したいと思います。
ロシアンティーとハーブバレーニエの作り方
【ハーブバレーニエ】
【材料】
ローズヒップ(乾燥) 50g
お好きなハーブ(乾燥) 15~20g(特になければローズヒップの量を増やす)
レモン 1個
水 適量
砂糖 100~150g
【作り方】
1.鍋にローズヒップとハーブ類を入れ、ひたひたの水を注ぎ、2~3時間給水させる。
2.レモンの皮は綺麗に洗って刻み、レモンは絞っておく。
3.1のハーブ類が柔らかくなったら、砂糖とレモンの皮を加えて弱火で15~20分ほど煮込む。
4.軽くとろみがついたら、最後にレモン果汁を加えて1~2分煮込めば完成。
【ロシアンティー(ハーブバレーニエ添え)】
【材料と道具】
茶葉 8g(茶葉はお好みで)
ハーブバレーニエ 適量
熱湯 250㏄㏄+250㏄ 合計500㏄
カップ、お湯用のサーバー(管理人は耐熱水筒使ってます)、ティーポット(または鍋)、小さなバレーニエ用の器、スプーン
【作り方】
1.分量外の熱湯をカップとティーポッドに注ぎ温めておく。
2.ティーポッドが温まったらお湯を捨て、茶葉を入れたら、高い位置から熱湯を250㏄を注ぎ入れる。
残りの250㏄は、お湯用のサーバーにいれておく。
3.2~3分紅茶を蒸らしている間に、ティーカップのお湯を捨てておく。
4.蒸らし終わったら紅茶を漉しながらカップ半分程度に紅茶を注ぎ、ハーブバレーニエを入れた器とスプーンを添える。
【ロシアンティー(ハーブバレーニエ添え)の飲み方】
ロシアンティーは、上記の淹れ方でいれるとかなり濃い目になります。
カップ半分しか注がないのは、サーバーのお湯で割って好きな濃さの紅茶を作るためです。
わざと濃い目に淹れた紅茶を好みの濃さに調整し、添えたバレーニエ(ジャム)をスプーンでなめながら飲むのが正しい飲み方。
もちろん、濃いままの紅茶をそのまま飲んでもかまいません。
また、ロシアでは、紅茶にレモンを入れることも多く、寒い国なので体を温めるためにブランデーを足すこともあります。
今回は、管理人おすすめの手作りハーブバレーニエをご紹介しましたが、お手軽に市販のジャムを添えても美味しいです。
ちなみに本場のロシアでは、キイチゴ、ブルーベリー、アンズのバレーニエが定番で、砂糖が高騰していた時代には、酸っぱいバレーニエが紅茶に添えられていたと言います。
ぜひ、みなさんも本場ロシア流、本当の紅茶の飲み方を楽しんでみてくださいね。