精油の香りを、お部屋などの広い空間に拡散させる方法には、いくつかのやり方があります。
紙や布に染みこませる方法
※精油1滴は、ドロッパーボトルから落ちる1滴。(0.05ml)
手ごろな紙や布に、精油を数滴たらして行う最も簡単な方法です。
ティッシュペーパーやハンカチなど、利用する素材は何でも構いません。
拡散能力は低めですがデスクや枕元に置くなど、自分好みの方法を楽しむと良いでしょう。
ただし、精油の種類によってはシミになることがあるので、使用する素材は捨てても良いようなものが無難です。
専用グッズにしみこませる方法
アロマテラピー用に、専用のツボやアロマストーンなどが販売されています。
紙や布と同様、お好きな精油を数滴たらして使用しましょう。
これらの専用グッズには、形の良い物や綺麗なものが多いので、観賞用を兼ねて玄関や洗面所などに飾ると良いでしょう。
蒸気やスプレーを使った方法
コップや洗面器などにお湯をはり、そこに精油を5~7滴たらして蒸気拡散を行う方法と、無水エタノールに精油を溶かしたものを精製水で希釈し、スプレー容器にいれて空間スプレーする方法があります。
スプレーには事前準備が必要ですが、他の方法に比べ香りを瞬時に拡散することが可能です。
電気式芳香拡散器
アロマライトやデュフューザーなどの呼び方で知られる電気を使った芳香拡散器です。
電気により熱や風、振動の力を起こして精油の香りを広げます。
最近では、加湿機能を備えたアロマ加湿器を良く見かけますね。
管理人も加湿器タイプを所持していますが、難しい操作も必要なく、お手入れも楽なので重宝しています。
キャンドル式の芳香拡散器
オイルウォーマーと呼ばれ、精油を火で熱して香りを広げる方法です。
水をはった皿に、3~5滴程度の精油をたらして使用します。
キャンドル式の芳香拡散器は、デザイン性の高いものが多く、インテリアとしても人気です。
ただし、キャンドルに火をともすという行為から、やけどや火事などの心配もあります。
使用する際には、取り扱い説明書の記載をよく読み、
・周囲に燃えやすいものや溶けやすいものをおかない。
・風のない場所で使用すること。
・子供やペットのいる場所での利用を避ける。
・使用中は必ず離れない。
・就寝時には、火を消したか必ず確認すること。
単に部屋に香らせる方法といっても、簡単なものから器具を使うものまで様々です。
それぞれの方法にメリット・デメリットがありますので、あなたの目的にあったやり方を選んでくださいね。