オリーブ<Olive>

投稿日:2017年5月31日 更新日: 2017年09月18日

オリーブは、地中海沿岸部を原産地とするモクセイ科の常緑高木です。
果実と葉の部分を、食用またはオイルなどにして利用します。

オリーブ ネバディロブランコ 樹高H:1500mm

 

 

オリーブの特徴

オリーブは、平和の象徴として、国際連合の旗のほか、実にいろいろな国の国旗に描かれている世界的に愛されているハーブです。

オリーブが平和の象徴となったのは、神が起こした大洪水(ノアの箱舟)のあと、陸地を探す目的でノアが放ったハトがオリーブの枝をくわえてきたためだと言われています。

丸い黄緑色の果実を実らせ、最長10メートルほどにまで成長するオリーブは、渋みや苦みが非常に強く、鳥や動物が全く手を付けないというほど食べにくい植物です。

オリーブの効果と薬効

オリーブの精油(オリーブオイル)には、不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸、リノレン酸が豊富に含まれており、血管を強く保ち、動脈硬化を防いで、消化を促進し、便秘を予防する効果があります。

また、オリーブオイルには、肌の炎症を防ぎ、ふけやかゆみを減らし、ひびやあかぎれ、日焼けの防止など、肌に良い効果がとても多く、スキンケア用品に最適です。

オリーブの使い方

オリーブの果実は、渋みや苦みを軽減するために、マリネや塩漬けしたものを食べるのが一般的です。
サラダのトッピングやパスタソース、オードブル、パンのトッピングなどに使われます。

オリーブオイルは、フランス王室御用達の有名な『マルセイユ石鹸』のように、石鹸や化粧品、スキンケア用品として昔から珍重されてきました。

また、他のハーブとの相性も良いため、ハーブオイルを作る際のベースオイルとして使われています。

オリーブの育て方

育てやすさ ★★★★★☆
種まき   3月中旬~4月下旬
開花    5月上旬~6月下旬、11月上旬、12月下旬
収穫    8月上旬~12月下旬

・水を与えすぎないように気を付け、乾燥気味に管理する。
・同種の花粉とは受粉しない性質があるので別品種の株と交互に植え付けること。
・日光がしっかりと当たる場所で育てる。

オリーブを使ったレシピ(利用方法)
【オリーブとツナのパテ(リエット)】

【材料】
ツナの缶詰   1缶
オリーブの実  15~20個程度
ナッツ類    大さじ2(アーモンド、くるみ、ピーナッツ等)
オリーブオイル 大さじ1
ニンニク    小さじ1

ブラックペッパー 適量
塩        適量

【作り方】
1.ツナの水分と油分をキッチンペーパーなどでしっかりと吸い取る。

2.塩とブラックペッパー以外の材料をすべてフードプロセッサーにかける。

3.なめらかになったら、塩コショウで味を調えて完成。(塩は無理に入れなくても大丈夫です)

とても簡単ですが、オリーブの香りと上品な味が楽しめるパテです。
こんがりと焼いたバゲットにたっぷりと塗って食べましょう。

ナッツ類なしでも作ることができますが、出来上がりのコクが全然違うのでぜひ入れてくださいね。

ツナの水切りが不十分だと、びしょびしょの残念なパテになるので、やりすぎなぐらいきっちりやるのがコツです。

もっと、オリーブ感を出したいときは、オリーブの3分の1を撹拌せずに、みじん切りにして仕上げに混ぜ込むと食感と香りを十分に楽しむことができます。







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