ワサビは、日本を原産地とするアブラナ科の多年草です。
ワサビの根茎をすりおろしたものをスパイスとして使用します。
ワサビの特徴
ワサビは、日本を代表するスパイスのひとつで『ジャパニーズ・ホースラディッシュ』とも呼ばれています。
山間の美しい渓流沿いに自生する植物であり、爽やかな香りと鼻にツンとぬける刺激の強い辛味が特徴です。
葉の形が葵に似ていることから、漢字では『山葵』と表記されます。
以前は、日本特有のスパイスでしたが、昨今の日本食ブームにより、海外でも見かけるようになりました。
ただし、海外で出回っているワサビは西洋わさびと呼ばれるもので、日本のわさびと味や香りは似ていますが、まったく別の品種です。
ワサビの効果と薬効
ワサビには、雑菌の繁殖を抑える抗菌作用があり、食あたりを防いでくれるスパイスです。
また、食欲増進効果のほか、消化の促進や抗がん作用などもあります。
ワサビの育て方
育てやすさ ☆☆☆☆☆☆
気候条件が厳しく、家庭での栽培には向きません。
ワサビの使い方・代表的な料理
ワサビの辛味成分は揮発性の成分で、空気に触れると香りが逃げていくため、食べる直前にすりおろして使用します。
サメ皮のわさびおろしを使うと、ワサビの香りが一番良くなるというのは昔から有名な話です。
日本食に欠かせないスパイスであり、刺身や寿司、そばや冷ややっこと一緒に食べたり、ワサビの葉や花をてんぷらやおひたしにして食べることもできます。
ワサビを使ったおすすめの料理
【ワサビソースの和風カプレーゼ】
【材料】
アボカド 2分の1個
木綿豆腐 半丁
生ハム 4~5枚
★オリーブオイル 40~50㏄
★レモン汁 大さじ1
★わさび 小さじ2
★醤油 小さじ2
★だしの素 小さじ半分
★塩 小さじ4分の1
【作り方】
1.アボカドは縦半分に切り、種を取り除いて、生ハムの枚数分スライスし、
レモン汁(分量外)をふりかけてから、生ハムを巻き付ける。
2.豆腐はしっかりめに水切りをし、アボカドと同じ数に切り分ける。
3.お皿に1と2を交互に重ねて盛り付け、★の調味料を合わせたワサビソースをかけて完成。
アボカドと豆腐は、どちらもワサビや醤油との相性が良い食材です。
生ハムをアボカドに巻き付けることで、彩りも綺麗になります。
生ハムなしで作る場合は、ワサビソースの塩分を少し多めにするとバランスが良いです。
ワサビソースが混ざりにくい場合は、オリーブオイルだけ別にして、少しずつ加えるようにすると、分離せずに綺麗に混ざります。
ワサビの量がかなり多めなので、苦手な方は小さじ1程度から調整してみてください。