セージは、地中海沿岸部を原産とするシソ科の多年草です。
生の葉をそのまま使うか、乾燥させたものを料理に使います。
セージの特徴
セージは、ヨモギに似た強い香りをもち、かすかな苦みと辛味をもつスパイスです。
健康を表すラテン語の『SALVAS』を語源とし、その名の通り、非常に多くの薬効をもっています。
サルビアに使い品種であることから、区別するために『薬用サルビア』と呼ばれてきました。
古代ローマ時代から『不老長寿のハーブ』として珍重され、中国では、何にでも効く万能医薬品として高値取引されていたという記録もあります。
セージの効果と薬効
セージは、高い抗菌効果と抗酸化作用を持ち、胃腸の健康を保つ効果や、更年期障害の改善、滋養強壮、ふけや抜け毛の防止など、実にさまざまな薬効をもったスパイスです。
消臭効果や精神をリラックスさせる効果もあります。
セージの使い方・代表的な料理
ドイツ料理やイタリア料理にかかせないスパイスで、主に肉類の臭みけしとして使われています。
口臭予防や消化促進効果があるため、食後のお茶としても優秀です。
ソーセージには必ずといっていいほど使われており、セージがソーセージの語源ではないかといわれています。
イタリアの生ハムを使った料理『サルティン・ポッカ』も有名です。
セージを使ったおすすめのレシピ
【セージとオリーブのガーリックバター】
【材料】
バター 50g
オリーブオイル 50~60㏄
セージ 10~20枚
ガーリック 1片
【作り方】
1.バターは室温に戻しておく。セージはみじん切り。ガーリックはすりおろしておく。
2.すべての材料を混ぜ合わせる。セージが苦手な人は、少ない量から様子をみて足してください。
3.冷蔵庫で冷やして完成。出来立てはゆるいですが、冷やすと適度に固まります。
管理人はセージ20枚使いますが、ものすごい香りになるので苦手な人は半量から試してみてください。
バターにオリーブオイルを混ぜることで扱いやすい固さのガーリックバターになります。
もっとゆるめにしたいなら、オリーブオイルを70~80㏄ぐらいまで増やしても大丈夫です。
有塩バターなら塩加減はいりませんが、無塩バターなら最後に塩をひとつまみ加えてください。
バゲットやニョッキ、粉吹きいもなどにあえると絶品です。
バジルやオレガノのガーリックバターが有名ですが、セージもすごくガーリックバターに合いますよ。